アタカマ砂漠の魔法の夜

アタカマ砂漠の魔法の夜
画像全体を見ると異質な感じがします。 上部 3分の2 は夜空、何千もの星が描かれた暗いキャンバス、左上に伸びる天の川のかすんだ白い帯、そして地平線近くにしがみついているうっすらとした緑と赤の特徴を構成します。 砂漠の床がレンズの前に広がるにつれて、画像の下 3分の1 はお椀のように湾曲します。 砂埃っぽい赤い地面には、塩の白い斑点が点在し、尖った特徴が突き出ています。
この「今週の写真」には魔法があります。 感じるかい？ 砂漠の床から突き出た奇妙な地層は、古い魔法使いの帽子のようにねじれて節くれ立っており、その上空は無数の星と魅惑的な色彩で満たされています。 これはチリのアタカマ砂漠にある月の谷（「月の谷」を意味する）で、ESOがパートナーであるアタカマ大型ミリ波/サブミリ波アレイ（ALMA）が設置されている場所の近くにあります。
この渓谷の名前の由来は簡単にわかります。 干上がった塩床の上にある月のような地層は、長い年月をかけて風雨にさらされて侵食されており、この世のものというよりもはるかにこの世のものとは思えません。 標高が高く、空気が乾燥しており、文明から離れているため、星空観察に最適な場所です。 大気中の水蒸気はこの電波望遠鏡で収集した不可視光を吸収する可能性があるため、これはアルマ望遠鏡にとって特に重要です。

夜が明けると、ガスと星に照らされて、輝く天の川の滝が空を生き生きとさせます。 天の川を横切って踊る鮮やかな赤色は、銀河系全体に分布する水素原子によるものです。

クレジット：P. Horálek/ESO
About the Image
Id: potw2348a
Type: Photographic
Release date: 27 November 2023, 06:00
Size: 11589 x 12773 px
About the Object
Name: Milky Way
Type: Unspecified : Sky Phenomenon : Night Sky : Milky Way
Category: ALMA
Chile
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