浸水したパキスタン

浸水したパキスタン
2022年 9月 1日
ヨーロッパの多くが干ばつの警戒態勢にある一方で、パキスタンは干ばつに見舞われています。8月 30日にコペルニクス Sentinel-1によって宇宙からキャプチャされたデータは、現在パキスタンを破壊している洪水の範囲をマッピングするために使用されました。
パキスタン政府当局者によると、6月中旬以降のモンスーンによる豪雨 -通常の 10倍の量 -により、国の3分の1 以上が水中に沈んでいます。この壊滅的な洪水により、1,100人以上が命を落とし、パキスタン人の 7人に 1人にあたる 3,300万人以上が洪水の影響を受けています。家屋、農地、インフラが流されました。パキスタンのシェバズ・シャリフ首相は、この洪水を同国の歴史上最悪であると述べ、損傷したインフラの修復には少なくとも100億ドルの費用がかかると述べています。

Copernicus Sentinel-1 画像の左側は、影響を受けた領域の広いビューを示し、右側の画像は、Dera Murad Jamali と Larkana の間の領域を拡大しています。インダス川が氾濫し、事実上、幅数十キロの長い湖ができました。青から黒の色は、土地が水没している場所を示しています。
Copernicus Emergency Management Serviceが起動され、宇宙からの洪水マップが提供され、対応者が危機に対処するのに役立ちます。
ヨーロッパのコペルニクス Sentinel-1 ミッションは、雲や雨の闇を「見る」ためのレーダー装置を搭載しており、特に洪水の監視に役立ちます。
修正された Copernicus Sentinel データ (2022) を含み、ESA によって処理され、 CC BY-SA 3.0 IGO
地球を観察する　　センチネル-1　コペルニクス