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深センと言えばココっしょ。

2012年07月24日 | 中国
深センに来たなら一度はここに行っとかないと!

そう「民俗村」です。

20年近く前、何にも無かった深センですがこの「民俗村」だけは存在していたのです!

え?それ何かって?
何ってテーマパークですけど、何か?

みなさん、中国のテーマパークはみんながみんな、ドラえもんのゆるキャラみたいなヤツとか
気合いの入りすぎたキティちゃんみたいなもんがお出迎えするような所ばっかじゃないんですよ。

オリジナリティー溢れるテーマパークだって存在するんです。
そう、そうそれこそまさに「民俗村」。

▼民俗村入口


手に汗握る迫力満点の騎馬戦だったり、とにかくとんでもなく派手な
舞台演出があったりと、突っ込みどころだって満載なんですから!

-あれ?別に突っ込みどころをご紹介したいわけじゃないんですよ。
-軌道修正、軌道修正。

とにかく一度見てみろって話なんですよ。
もう一度行きたくなるかって話なんですよ!

-あれ?私書いてることがちょいちょいおかしくなるな。
-軌道修正、軌道修正。

で、とにかく私行ってきたんですね。130元出して。

テーマパーク「民俗村」って何かって話ですけど、中国は50以上の民族で成り立っている多民族国家
なわけでして、そのほとんどが特有の風俗を持っているわけです。ここ「民俗村」では、彼らの
住居様式、文字、習慣などをあますところなく紹介してくれるわけです。

各民族毎にかなり立派な住居が建ててあり、中も見ることができます。
もちろんその民族の衣装を来た、お兄さん、お姉さんが笑顔で対応してくれます。
しかも超美人が多いです。写真一緒にいいですか?と鼻の下を伸ばしていっても
肩を組むぐらいなら快く許してくれそうです。

あ、建物の写真撮り忘れたので、おそらくドリアンらしきものをアップしときます。
こんなのも民俗村の中には植えてあるんですねえ。(横向きでごめんなさい)



ま、そんな感じなんですけど、時間帯によって部族毎のパフォーマンスをやっています。
今回はモンゴル族の騎馬戦を見るチャンスがありました。



右から左から馬に乗った兵士と思われる人達がドンドン出てきます。
うお~、まさに水滸伝(楊令伝)の世界です。奥の要塞らしきものが梁山泊に見えてきました!
やばいー、楊令様はどこにいらっしゃるのかしら!?
雷光はどの馬かしら!? 等と妄想が広がるくらいの迫力です。
(あ、すみません、私、北方水滸の愛読者なもんで・・・。)

おっと、要塞から歩兵が一斉に出てきました。
ヨタヨタしています。暑さからでしょうか、それとも鎧らしきものがブカブカでそれに
振り回されているのでしょうか、いずれにしても戦う前から疲弊しています!

しかし、見ようによっては、この一兵卒のヨタつき具合が、訓練もそこそこに戦地に
駆り出されていった百姓達のリアルさを感じさせてくれます。

と、ポジティブシンキングしてはみますが、まあ、歩兵役のみなさんグダグダです。

しかし馬は迫力があります。馬上で逆立ちしたり、地面に置いた旗みたいなものを
走りながら馬上から拾い上げたり、走りながら一度下りてまた飛び乗るなど
スゴイ!の一言です。

まあ、その間も私たちの目の前を右に左に遅れて入ってきた観客が往来してますけど。

「座って~!早く座って~!!!」

心の声は届きませんけどね。

この騎馬戦、毎日2公演やってるみたいです。14時と16時だったかな?
無料なので民俗村に行かれる場合は、時間を合わせて行ってみてください。

あとは夜のショーですか。
某書籍にも必見と書いてございましたので、これは見とかないと帰れません。
夜の7時30分から約1時間のショーでございます。かなり大きな劇場です。

有料50元、無料の席があり、劇場横(と言っても少し離れています)で座席券を
もらいます。これは無料ででもです。早くいけば、無料でも割と良い席をもらえます。

陽も落ち、いよいよショーの始まりです。

まあ、勝手な想像でショーの中身は少数民族の文化風習をきらびやかな衣装や
踊りで見せてくれると思っていたのですが、どうも様子が違います。

あれ?何やら龍と鳳凰が地球を創世するというような話です。
第1章、第2章と火山が爆発し、水が流れ花が咲きみたいな内容です。

そうかと思って集中してみていると、各民族の結婚式とか、お祝いごとみたいな
パートもあります。ちょっと気を抜いた隙に、お昼に見たモンゴル族が馬に乗って
右手から颯爽と現れあっという間に左手に消えて行ったりしてました。

む、難しいぞ、これ・・・。

リアルな動物たちも出てきます。あ、牛です。牛さんです。
さすがに牛歩というだけあって舞台進行を妨げるほどゆっくり歩いています。
その牛さん、何を思ったか舞台中央で大量の落とし物をしていきました。

その後、すぐに舞台は暗転し奥からたくさんの絢爛豪華な衣装をまとった踊り子が
出てきます。しかし落とし物はそのままです!あ!うまくよけています、さすがです!
ものすごい数の人間が舞台で踊っています!すごいです!



しかし観客の視線はすべて舞台中央の牛の落とし物に集中しています。
そのまま一幕が終わり、牛のブツを回収している姿を見て、観客から安堵のため息が
もれたことは言うまでもありません。

最後は舞台が光の光線につつまれクライマックスへと進んでいきます。



おっと、火が放たれました!舞台両脇に大きな火が燃え上がります!

「熱っつ!!!」

火加減間違ってる気がします。

そしていよいよフィナーレです!

「ドッカーン!!!!!!!」

本当にびっくりしました。耳の横で何かが爆発したと思いました。
音加減も間違ってる気がします。

心臓がお悪い方はどうぞお気を付けになったほうがよろしいかと存じます。

ま、そんな感じでした。必見かどうかは私は敢えて言いませんけど。

民俗村では馬に乗ってパカパカと歩いたりもできます。
小さいお子さんには楽しいと思います。

▼馬乗り場


ああ、書きたいことがまだあったのに長くなり過ぎました。
ここで止めときます。

とにかく、人生で一度は中国のテーマパークには行っとこうよって話です。

(補足)
民俗村の入口すぐに地下鉄の駅があります。香港に泊まっている方でも夜のショーが終わってから
イミグレまでスムーズに行けると思います。なので、深センの民俗村に是非行ってみてください。

















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2 コメント

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変わりました! (ななまる)
2012-07-25 01:09:00
中国のテーマパークのイメージが。
ずいぶんとド派手で危険(だって落し物も回避しなきゃだし)なショーをやってらっしゃる様ですが、ちゃんとペイしてるのでしょうかね。
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Unknown (gicho)
2012-07-25 01:17:46
中国ってね、やっぱり人が多いんですよ。
平日でもどこに行っても人だらけです。あっという間にペイしそうです。
民俗村は面白いですよ。香港に来たときは絶対行くべきですよー!
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