ねこは毎朝5時半に家を出る。
暗い朝は昼間と違って車通りも少ない。
少ないとは言っても、日本より始業時間が早いので意外と通っているのかもしれない。
いつものように紺色のスポーツカーが、最高速度制限ぎりぎりで走っているねこのミニバンを結構なスピードで追い越していく。
その先は斜線が一本になるから、そのスポーツカーもねこのいる車線に結局は戻らなければならない。
あぶないな。邪魔して追い越せないようにしてやろうか?
などと、むくむくと意地悪な気持ちが顔を出すのだけれど、なんとかそれを押さえ込んだ。
意識せず出てくる黒い心には、意識して白い心を出しそれを鎮圧すべし。
ようは、意識しないから予期せぬ方向へをことが動いてしまうのだろうと思う。
ここで意識するという行為を理性と呼ばれ、意識せずに感じてしまうことを直感というのかもしれない。
では、意識してみる。
<妄想範囲>
1.このスポーツカーの運転手はトイレに行きたいのを、始業に送れそうだから我慢して家を出たのかもしれない。
2.夕べ彼女とけんかしたのか、はたまた子供が熱を出したのか、寝るに眠れぬ状況で朝を迎えたのかもしれない。
3.朝起きてすぐにドラッグをうち、明日には人を撃ち殺すような精神異常をきたした金持ちのボンクラなのかもしれない。
4.入社一年目の若いお姉ちゃんが生理二日目でご機嫌ななめなのかもしれない。
<現実範囲>
1.この先の信号はすぐに赤に変わるから、あわててねこを追い越したところでねこはすぐに真後ろに追いついてしまう。
2.もうひとつ先の信号は大きな通りの入り口だから警察が張ってる可能性が高い。捕まってしまえっ!
3.あの車はねこの車を追い越して優越感に浸るだろうけど、そんなのたった10秒ぐらいのこと。人生にはもっと大切なことが山とあるし、こんなことでしか優越感に浸れないあの運転手はかわいそう。
4.ねこの怒りも30秒数えれば忘れてしまう。
<効果>
こんなことを考えているうちにすっかり忘れている。
日常の小さな怒り、これが一番やっかいだと思う。
小さいから虫歯のように悪化するまで気づかないし、またそれまでの間おろそかにしがちである。
一番効果的なのは、やってしまった後の最悪のシナリオを想像してみることだ。
<想像範囲>
ねこのミニバンがスピードをだして、ラインに入り込んでこようとしたスポーツカーを阻止する。
それに憤った運転手が負けじと車をねこの車線にねじ込んでくる。
大きな音がし、一瞬空白の時間があって、次にわれに返ったときには右のサイドミラーがはずれ、ボンネットの右側大半が波打つようにゆがんでいる。
救急車や消防車がやってくる。
相手の運転手が車から引き釣り出され、手当てを受ける。
ねこの頭に10歳になった息子の顔が浮かぶ。。。
さぁ、一瞬の小さな怒りは長じて一生の不幸を招き入れることもありえるものです。
脳みその中は無法地帯なのだから、そこで自由に相手をののしってやることです!
しごとしよ。
ねこ。
暗い朝は昼間と違って車通りも少ない。
少ないとは言っても、日本より始業時間が早いので意外と通っているのかもしれない。
いつものように紺色のスポーツカーが、最高速度制限ぎりぎりで走っているねこのミニバンを結構なスピードで追い越していく。
その先は斜線が一本になるから、そのスポーツカーもねこのいる車線に結局は戻らなければならない。
あぶないな。邪魔して追い越せないようにしてやろうか?
などと、むくむくと意地悪な気持ちが顔を出すのだけれど、なんとかそれを押さえ込んだ。
意識せず出てくる黒い心には、意識して白い心を出しそれを鎮圧すべし。
ようは、意識しないから予期せぬ方向へをことが動いてしまうのだろうと思う。
ここで意識するという行為を理性と呼ばれ、意識せずに感じてしまうことを直感というのかもしれない。
では、意識してみる。
<妄想範囲>
1.このスポーツカーの運転手はトイレに行きたいのを、始業に送れそうだから我慢して家を出たのかもしれない。
2.夕べ彼女とけんかしたのか、はたまた子供が熱を出したのか、寝るに眠れぬ状況で朝を迎えたのかもしれない。
3.朝起きてすぐにドラッグをうち、明日には人を撃ち殺すような精神異常をきたした金持ちのボンクラなのかもしれない。
4.入社一年目の若いお姉ちゃんが生理二日目でご機嫌ななめなのかもしれない。
<現実範囲>
1.この先の信号はすぐに赤に変わるから、あわててねこを追い越したところでねこはすぐに真後ろに追いついてしまう。
2.もうひとつ先の信号は大きな通りの入り口だから警察が張ってる可能性が高い。捕まってしまえっ!
3.あの車はねこの車を追い越して優越感に浸るだろうけど、そんなのたった10秒ぐらいのこと。人生にはもっと大切なことが山とあるし、こんなことでしか優越感に浸れないあの運転手はかわいそう。
4.ねこの怒りも30秒数えれば忘れてしまう。
<効果>
こんなことを考えているうちにすっかり忘れている。
日常の小さな怒り、これが一番やっかいだと思う。
小さいから虫歯のように悪化するまで気づかないし、またそれまでの間おろそかにしがちである。
一番効果的なのは、やってしまった後の最悪のシナリオを想像してみることだ。
<想像範囲>
ねこのミニバンがスピードをだして、ラインに入り込んでこようとしたスポーツカーを阻止する。
それに憤った運転手が負けじと車をねこの車線にねじ込んでくる。
大きな音がし、一瞬空白の時間があって、次にわれに返ったときには右のサイドミラーがはずれ、ボンネットの右側大半が波打つようにゆがんでいる。
救急車や消防車がやってくる。
相手の運転手が車から引き釣り出され、手当てを受ける。
ねこの頭に10歳になった息子の顔が浮かぶ。。。
さぁ、一瞬の小さな怒りは長じて一生の不幸を招き入れることもありえるものです。
脳みその中は無法地帯なのだから、そこで自由に相手をののしってやることです!
しごとしよ。
ねこ。
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