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自分の手を使う、豊かな暮らし

2020-09-12 08:44:07 | 暮らし
 
「あとみよそわか」

幸田露伴が娘の文に、よく口にしていた言葉として有名。「あとみよ」は、「跡を見てもう一度確認せよ」ということ。「そわか」は「成就」を意味する梵語だとか。

よくできたと思っても、そこでもう一度自分のしたことを確認することの大切さを、教えている。

露伴が文に、厳しく掃除を指導した時によく口にしていた言葉だという。

掃除だけでなく、すべてにおいて言えること。

もう一度自分のしたことを確認することの大切さ。そこから見えてくるものがあるし、それをしてやっと完結する。行い、行動の過程は、本当に重要なことだ。

 
    
 
今は、お金さえ払えば、なんでも手に入るし、便利な暮らしができる。
それはそれで、いいところもある。
でも、自分の手足を使って暮らすことは、目に見えない豊かさをもたらしてくれる。
 
昔は、そうだった。
でも今は、豊かさの指標が、目に見えるものに変わってしまった。
 
自分の暮らしを、自分の手で豊かにする。
それが、心を育んだり支えたりすることにつながるのだろう。
経験が、自信をもたらしてくれるから。
 
今の生活はなんでも、自然から遠く離れてしまった。
 
道具を大切にすることもなければ、消費して使い捨てる時代。
それで経済を回そうとする社会。
 
モノを使い捨てにする社会は、人間も使い捨てにしている。
物を大切にする社会は、人間も大切にする。
 
 
 
物質的な価値観が、人間社会に影響を与えている。
 
 
物が安価で買えるようになって、人件費も安く上げようという考えが社会を覆う。
 
物の寿命を短くすると、まるで人間も機械の歯車のように扱われる。
用済みになると、簡単に取り替えられてしまうような社会。
 
人間としての深みもなくなり、心の糧もなくなって、生きる力も弱くなる。
大切にされないと、心も壊れてしまう。
 
お金で何でも買える価値観は、人間の暮らしも変えてしまうのだろう。
自然も、風景も。そして人間自身も。
 
 
 
 
 
人間的な暮らしを少しでも取り戻すことが大切。
便利な暮らしの中で、少し考えてみよう。
 
心静かに暮らせる生活を。
シンプルにすればするほど、よくなる暮らしを。
自然に寄り添う暮らしを。
奪うことばかりではなく、与える暮らしを。
寄り添い共に生きる暮らしを。
 
いろいろなことが、見えてくるはずだから。
心の目で、見えることが。
きっと、豊かさをもたらしてくれるはず。
 
 
 
 

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