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台湾食材 BETHESDA KASHIWA

美味しい台湾食材をはじめ何だかんだ日々のこと書き綴ります。
クリスチャンファミリー

レトロに染まる油絵具

2024-12-10 08:52:30 | 祈り
 レトロに染まる油絵具 2024年12月2日 年末も近づく この時期に 私が倉庫の掃除を していると 其の奥の方から昔に 使った事がある油絵の道具が出て来た 其れをボォ〜〜〜 と見ていると ある日のことを想い出す この画材を使ったのは2枚の絵だったと!!   油絵を描こうと思ったのは ありきたりで 邪ま(よこしま)な思いからだった それは確か中学生3年の頃かな??? 中一の時から数えてすでに2回も振られた 初恋の君を何かに留めておきたいと思った 事だったように思う 初めに筆を取った時には ベニア板の キャンバスだったろうか? 白く塗り 白く塗り さらに白く塗り 1枚目の絵を書き始めた 完成は あまりにも理不尽な絵すぎて ピカソもビックリの自らショック死しそうな 珍作の出来栄えに 我が身の不才(ふさい)に 嘆き驚かされるばかりで我が目の触れぬ 押入れの角に放り込んだ記憶がある 2枚目は 真っ新な白布のキャンバスと再チャレンジした のだが・・・ 私の部屋から緑の向こうに聳えて見えた 団地の給水塔だった 夕陽に染まる景色があまりにも何時も綺麗で 筆を握った 初めに色鉛筆で下書きをして 丁寧なのは初めだけ? 緑の絵具を叩きつけ 青い絵の具を塗りたくり 黄色い絵の具をこね回す 言葉にすれば 「セピアに染まる給水塔」 でも!!! 色の配分は 見るに見兼ねて惨敗で 平手打ちは 痛いもの・・・ 結果 道具も倉庫の角に収まることになったのでした そんな絵は 結婚前に燃したのだが 油絵具の燃え上がる炎がよみがえる よく燃えた 高く上った火柱に セピアに描いた 夕陽の色が 真っ赤に昇って行くのが見えた さすがピカソ 感情に共感できる思いだった そんな自宅の周りも給水塔は無くなり マンションが立ち並ぶ 緑も色をアスファルトに変え すでに 懐かしい思いは燃えてしまった 今は無い 今はもう無い
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