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映画感想文 Vol.11 「交渉人・真下正義」

2005年05月08日 | 映画感想文
「交渉人・真下正義」観てきました!



Vol.11 交渉人・真下正義 (2005)
★★★★★★★★☆☆



「交渉人・真下正義」は、警視庁初の交渉人、真下警視(ユースケ・サンタマリア)が東京の地下鉄内に不審車両を走らせる犯人と対決する物語です。

核心をつくトークはネタバレになるので、控えたいと思いますが、これだけは言えます!
踊るの続編として観るよりかは、全く別物として観た方がいいです。というか、そういう風に観れました。湾岸署以外の事件を覗けてちょっと新鮮でした。

観る前は、真下が主人公じゃ物足りないんじゃないかなぁと思っていたんですけど、観終わって、真下でよかった!真下も主役をはれた!と見事に期待を裏切ってくれました。

踊る2で、ネゴシエーターとして登場した真下でしたが、今回は、ネゴシエーターとしての本領を発揮しました。普段は頼りないキャラで、最初の方もそんな感じでしたが、いざ、犯人との交渉に入ると、顔つきが変わり、仕事モード。
「ぷっ」すまのユースケとは全然違う顔を魅せます!かっこよかったです。

漫画「デスノート」や映画「チャイニーズディナー」など、個人的に、一対一の心理戦っていうのは大好きで、今回も基本的には真下と犯人との一騎打ち!最近、心理術の本を読んでいるので、多少はネゴシエーターとしての言葉のチョイスや、使い方、演技などは、読めましたが、やはり裏の裏をかくというのは、心理戦の基本で、ハメられればハメられるほど、体がぞくっとして、よかったですね。

ただ、納得のいかない点も多少はあったので、減点2という所でしょうか。でも、久しぶりに時間を忘れて観れました。あっという間に終わってしまったという感じで、最初から最後まで休む間も与えてくれない、まさに地下鉄パニック・ジェットコースタームービーでした!

湾岸署メンバーも出てきたり、踊る流の緊張と緩和の笑いも健在!
さらには、新キャラも個性豊かで、次のシリーズからもぜひ出てきてほしいと思いました。

あと、(個人的見解ですけど)第2の和久さんが出てきます!
やはり、経験を積んでいる人の言葉には重みがあるなぁと改めて感心。ちょっと涙が出そうになりました。(出るところじゃないんですけど)

オチはわかってしまったけど、もう一度観たいと思わせる映画は初めてに近いかもしれません。
踊るファンの期待を裏切らない完成された作品でした。1800円は出しても損はしません!
DVDを買おうかちょっと今、検討中です。

今作、地下鉄の暴走シーンは映画館で観ないと迫力に欠けるので、これは絶対に映画館で観ないとおもしろさに欠けると思います。

8月公開の「容疑者・室井慎次」もぜひ見に行きたいと思っています。

これからもスピンオフシリーズをどんどん出して行ってほしいですね。
そして、シリーズの最後はやはり「青島」で!
和久さんはもういないので、オリジナルの続編は多分無理なので、「青島」がどこかへ出張した先で、事件が起きるとか、湾岸署慰安旅行先で事件!とか、いろいろ出来ると思うので、ぜひ、続けていってほしいですね。

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