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映画感想文 Vol.31 「座頭市 (2003年版)」

2005年11月24日 | 映画感想文
座頭市 (2003) 
★★★★★★★☆☆☆


「TAKESHIS'」が公開中という事で、前作を。

たけし監督の初の時代劇で、またベネチア映画祭で大絶賛。結果、監督賞などの4冠を得ました。

だから、というわけじゃないですが、これは映画館で観ました。

その日に観た「ドラゴンヘッド」が散々だったから、まぁ口直しならぬ、目直しにと、観たんです。

たしかに、今までの「HANA-BI」や「Dolls」のように静寂をイメージしたようなものではなく、笑いあり、浅草の粋な遊びが描かれてたり、和製タップダンスがあったり、ちゃんばらシーンがあったりと、一つのたけし流時代劇エンターテイメントを作り出していた事はたしかです。 

ストーリーはというと、盲目の剣の達人・座頭市(ざとう・いち)が、悪を切っていくという簡単なストーリーではあるんだけど、やはりたけし監督はそれをいかに映像で魅せていくかなんですよね。見ていくうちにストーリーの安易さを忘れさせてくれるように作ってある。そして純粋に楽しめる。

一見、タップとか笑いとか部分部分で継ぎ接ぎをしているような感じに思えますが、よ~く見てみると実は、農民がタップのリズム刻んでたり、大工もリズム刻んでたりと、全体としての流れを同じリズムで統一しているのがわかります。さすが世界のたけしやなと思いましたね。おそらくタップや笑いのシーンの間をちゃんと繋いでいないと一つの映画としてみたらどうかな?ってなってたと思います。

しかし、序盤でもう最後のオチが読めてしまったのが、残念でした。やっぱり僕としては、先が読めてしまうものはダメですね。そこはマイナスです。まぁでも、ラストの座頭市が吐く台詞は、名言というか、この映画をまとめてくれる一言ではないだろうか、と僕は思います。

僕は、絶賛という先入観を捨てて見ることができたので、自分としてこれが正当な評価ではないだろうかと思います。でも、僕は600円が妥当な答えでした。

というのが、見終わってすぐの感想なんですが、実は、時が経つにつれ、段々好印象になってきて「あれ?実は案外おもしろかったんじゃない?」ってなってくるんですよ。番組でやってたメイキングなんかも見るとさらによく思えてきて、こんなのは今までで初めてですね。だから★をもう2つプラスして、7です。不思議な気持ちです、これは。


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