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MR.BRAIN 第5話 感想。

2009年06月21日 | MR.BRAIN



初の前編後編に分けられた「4話」

予告編で、「犯人は3人いる」というキムタクの言葉で、そういう展開もあるなと思っていたら

良い意味で裏切られた。

ドラマで言えば初じゃないなだろうか。

たしかに前編後編なのだけど、

今回の「5話」は、実質「4話後編+5話前編」の2部構成になっていた。


つまり、「犯人は3人いる」という言葉が指すのは「5話前編」の方だった。

仲間さんは、4話に全然絡んでなかった。


なるほど、そうきたか、と。

たしかに先入観で、先週途中で終わったら、今週はまるまる完結編をやると、今までのドラマの常識をベースに考えていた。

その後で、「5話前編」の脳科学セミナー的講演の実験で、


人間は、文字と色だったら、色を優先して考えてしまうというもので、

少し違うものの、完全にドラマサイドの脳科学テストに引っ掛かった気がした。

途中まで、いつ仲間が東儀さんたちに絡んでくるんだろう、という目線で見ていたからだ。


キムタクが犯人を東儀さんだと断定し、その後、東儀さんが「パンドラの箱を開けてしまった」と意味深な台詞。

ここで、仲間由紀恵登場か! 

と思ったら、すんなり解決。


で、その後、田舎の方で物置の戸が開き、仲間さん登場。


ここでもう一度OPテーマを流してもよかったくらいに次の展開に入った。


今までこういう構成のドラマ(自分の記憶の中では)なかったので、なんだか新鮮だった。


また戻りますが、視聴者から脳科学が入っていないという噂を反映したのか、脳科学講座みたいなものを開く。

僕個人としては、全部完全版で見たかったのだけど、やっぱりストーリー上省かれましたね(苦笑)


で、キムタクの実験に入るわけで、

人間は「言葉」と「形・色」どちらを優先して認識するのかというテストで、

綾瀬さんが、不本意に助手の役回りをこなす。

トイレの標識の色を男女逆転させ、しかし文字表記と男女シンボルはそのまま、という細工。

「赤」を見て「女子トイレ」だと入り、そこで隣の個室から「爆弾を仕掛けた」という男の声が聞こえ、飛び出す。

舞台で、大絶叫で「爆弾が仕掛けられました」=「実験成功」

なわけで、終わるわけですが、

一瞬僕も「お、なるほど」と思ったのですが、シミュレーションしてみると

いくら「赤」と判断し、男子トイレに入ったとしても、

普段見慣れていない「小便器」が並んでいる光景が目に入れば、違和感に気付くはずで、

普通の人ならもう一度外に出て確かめる、という行動心理が普通だろうと思います。

つまり、この実験、成功する確率の方が低く、というか「トイレ」を実験素材に使うのは妥当じゃない。

リアルにいくならば、「標識の色が男女逆でした」と報告して終わり。スタンディングオーベーションは起きない。

ゆえに、これはドラマ上でしかありえない実験だと思いました。わかりやすいですけど。

しかも、「爆弾を仕掛けた」という男の声も身内を使うとバレるリスクがある。

少し間違えば「設楽さんと田中さんが爆弾を仕掛けました」と言ってしまったかもしれない。リアルで実験を行ったらの場合です。

まあ、「天然系の綾瀬さんだからそういうゆるゆるな仕掛けでも引っ掛かるという確信があった」とキムタクが言うなら、それまでですが。


多重人格殺人である本編ですが、


これは、もうトリック云々な展開じゃなさそうなので、来週は普通のドラマだと思います。

脳科学スーパー機械を使ってカウンセリングして仲間さんを救うというような展開じゃないかと。


【追記】

どうやら今回と来週の前後編は、調べてみると、
当初全6話だったけど急遽全8話になったのでその調整のための配慮という噂があります。脳科学ドラマだから「あえてやった」手法だったらすごかったのですが、ただ大人の事情で延ばしただけだったら残念です。まあ、真実かどうかはわかりませんので、断定はできませんが。



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