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「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」最速レビュー【ネタバレなし】

2020年10月16日 | 映画感想文
今回、映画館も収容数が元に戻っていたので満席の光景が久々でした。

まず、本編公開前に予告編が流れますがサプライズで「シン・エヴァ」の公開日決定最新予告編が流れてきて、「ここでぶち込んできたか」と。しかも「序」「破」「Q」の4D版が年末週替りで公開が決定したことで、来年初頭くらいに「シン・エヴァ」くるんじゃないかと予想してましたが当たりましたね。エヴァかそれ以上のブームを起こした「鬼滅の刃」ですが、久々にシネコンのスクリーンほぼほぼ全部「鬼滅の刃」になっているのにも驚きました。こんな光景、「君の名は」でもなかったですから。コロナの影響で上半期の収益が赤ですから、なんとか人気作で収益を取り戻したいっていうシネコン側の気持ちが痛いほど伝わってきました。

さて、「鬼滅の刃」の無限列車編は1期のラストで無限列車に乗るところで終わってその地続きで始まります。本来、TVアニメやドラマのその後を映画化した際は、初見さんのためにこれまでのダイジェスト映像を最初に入れてくるのですがそれもなく、予習してない人は置いてけぼり姿勢はファンにとっては好印象でしたね。

今回、なぜこの無限列車編を2期ではなく映画化したのだろうと考えていたのですが、やはりTVアニメでは予算と時間的に難しい「常に列車が走行している中での戦闘シーン」や「敵の流動的な動き方」があったからだと推測します。あとは初の「柱」と「上弦の鬼」との高レベル戦闘シーンがあり、物語の中でも一つの大きなターニングポイントだからだと思いますね。映画映えするエピソードだということです。その証拠に、中盤の戦闘が始まって終わるまで
ずっとハラハラとドキドキ感が止まりませんでした。

物語進行も列車が走行している中で次々に場面展開していくのが飽きが来ないですし、戦闘シーンも炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子の個性がちゃんと描かれていてバランスも良い。特に1期ラストに登場した柱の一人であり、今回のもうひとりの主人公である煉獄杏寿郎の描かれ方は、すごく良かったです。終盤からエンドロールまで客席あちらこちらから鼻水をすする音が聞こえてきて、自分も作品の持つ熱気とパワーに圧倒されて号泣を回避できませんでした。本当に作品的にもパワーがあり、見応え十分の作品だと思います。

早く2期制作決定の告知を待っているところです。次のエピソードも映画にするとか言われたら完結まであと何年待てばいいんだってなりますからね。

今なら入場者特典としてコミックス零巻と作者描き下ろし&メッセージ付きぬりえがもらえますのでそれだけでも価値があります。












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