備忘録

忘れないための頭の中のメモ帳

妖狐は「欲望」を操縦する

2020-02-18 00:00:00 | 

質問者 「心が分からないタイプの人」もいるんですが、狐さんは、相手の人の心を操縦しようとするじゃないですか。ということは狐さんは、基本的には心を理解しているということですか?

楊国忠 いや、心じゃないと思うよ。欲望を操縦するんですよ。

質問者 じゃあ、「人間の本質は欲望」ということですか?

楊国忠 そうそうそう。もちろん、食欲・性欲・睡眠欲・物欲・名誉欲・地位欲・金銭欲、全部そうです。これが人間の心の正体です。

質問者 でも、それは地獄の教えではないですか?

楊国忠 そんなことはありません。欲界の教えです。

 

『唐の盛衰と「九尾の狐」(下)―安禄山の霊言/楊国忠の霊言』p110~


妖狐

2020-02-18 00:00:00 | 

質問者 楊貴妃様の見た目と言いますか、容姿はどういった感じでしたでしょうか?

玄宗 まあ、本当に普通の侍女でいたら、紛れてしまったかもしれないですね。だから、近寄れば近寄るほど、トリモチ力が強くなってくるタイプ。

質問者 絶世の美女と言わせる力があるんじゃないですか?

玄宗 相手にね。人にそう言わせる力がある。だから念力とかはあるんだと思います。

念力、呪力があると思うんです。ただ、それは魔法使いと同じ力だと思う。だから、おそらく、そういう面は他のところでも持っていると思いますよ。

だから、ある意味での修行はしているんだけれども、その修行がね、人の心を操縦する修行だからね。

 

 

『唐の盛衰と「九尾の狐」(上)—楊貴妃の霊言/玄宗皇帝の霊言』p188~

 


妖怪と地獄を分けるもの

2020-02-18 00:00:00 | 

質問者 妖怪と地獄を分けるものって何でしょう?

 

善無畏三蔵 地獄は、本家地獄にずっといるやつは、地獄での生活があるけどね。妖怪は、時たま、地上に出てきて、地上の人を自覚的に惑わすことができるのさ。

だから、そういう意味で、極めて微妙な立ち位置だから。現実にこの世にそういう種族の人間がいることはいるんでね。波長が同通すれば、出て来れるんだな。

 

『善無畏三蔵の霊言/津田梅子の霊言―色欲と精進力』P86~


見破られたら、向こうの術が効かなくなる

2020-02-18 00:00:00 | 

善無畏三蔵 騙すのを見破るのがね、修行僧の法力なんだよ。だから、その真実の姿を見破った段階で、向こうの術が破れてくるんだよ。

それをするためには、❝心を磨いて、清らかにしておくこと❞が大事で。その清らかな心の鏡に相手の醜い姿が映るのさ。その時に、見破れる。見破られたら、向こうの術が効かなくなるんだよ。

 

『善無畏三蔵の霊言/津田梅子の霊言―色欲と精進力』P71~

 

 


画皮と天女の違い

2020-02-17 00:00:00 | 

質問者 この『聊斎志異』に出てくるような「画皮」と、「天女」といわれる美しさを持っている人の違いは何なのでしょうか。

わりと天女系の方でも、やはり美しさが自慢というか、何というんでしょう、「自信の一つ」というところはあると思うんですけれども。


蒲松齢 それが「高慢」まで行くか行かないか、ねえ?

 

「映画「美しき誘惑―現代の『画皮』―」原作集―川端康成、蒲松齢の霊言―」 第2章 蒲松齢による霊言