本日はセルフカットの日だった。
コロナ禍以来蟷螂夫婦はセルフカットに徹しています。
20年ほど前、理髪店で髪をカットしてもらっていた時、隣の席に激しく咳込むみすぼらしい老人が『いま、退院してきた』といって席に着きました。
その時の蟷螂はノーガードだったし、まさかその後に異常事態が発生しようとは夢にも思いませんでした。
そしてさっぱりして帰宅し、数日が経過すると、蟷螂も激しく咳込むようになりました。
受診すると当初は『風邪でしょ』と軽く扱われましたが、2日ほどすると激しくせき込んで血を吐き、救急搬送されました。
肺炎です。
町の、夜中になると認知症の患者が廊下を喚きながらうろうろする病院の2人部屋に入院させられましたが、3日後に相部屋に入ってきた相手が医師からレクチャーを受けている言葉を聞いてゾッとしました。
『肺に影があります』
え・・・こっちは肺炎だぜ。
『結核です』
え~~~~っ!
心が震え、カーテンをきっちり閉めて掛け布団を頭までかぶって退院までの日々を過ごしました。
そして退院の日が来ると、昼食も取らずに一目散で帰宅しました。
以来蟷螂は理髪店にトラウマができました。
今使っている電動バリカンは二代目です。
コロナ以降、同居人の髪も刈るようになりました。
パナソニックのバリカンは切れ味抜群、なぜか蟷螂はこの歳になっても白髪が少ない。
そこへきて最近はコラーゲンなどを摂取しているせいか、髪と爪の伸び方が半端なく早い。
一番困るのは頭頂部の髪は黒いのに、周囲が若干白いというところです。
知らない人が見たらカツラをかぶっていると思われるかもしれません。
ま、この歳になったらどうでもいいや。
私、明日は2ヶ月ぶりに床屋に行くつもりなのですが、ちびりますね
いくら理髪店が衛生観念を徹底していても、飛沫感染は防げませんから用心しましょう。