ラジカセ風アンプの完成です。

とりあえずポータブルアンプの完成です。
ズシっとした低音はありませんが、
とても印象深い音が鳴りました。
四畳半の木造アパートでは
昼間でもフルパワーに出来ません。

シングルアンプですので
大編成のバンドですと低域の分解能力が低く、
「アレー」と思わせる一面もありますが、
そこそこに色んな楽曲をこなしてくれるアンプです。
やはりプッシュアンプには敵いません。

意外にもボーカルの声は響きがいいです。
しっとりとした曲を聴くときにはいいかもしれません。

師匠には「ラジカセアンプを作るのが好きだね」と笑われます。
友人の女性がアルバイトにきてくれたとき、
「いい音していますね」といってくれました。
配達屋さんのお兄さんも音吉らしく思わず
「何処のスピーカーですか？」
なんていってました。

トランス、アウトプット、球
スピーカー、箱
部屋の再生環境、聴く楽曲
それと自分の好みがマッチすると
なんて書いたらかっこよく聞こえますが、
少し勉強すると誰でも作れるアンプです。
こんなにつまらないものでありながら
なかなか楽しめる訳です。

ＮＦＢはスピーカーとあわせて決めました。
三結だとあまり深く掛けなくても良さそうだし、
間延びしすぎずにしっとり感が残るぐらいのところです。
この辺が自分の好みかな。

アウトプットトランスは春日の
裸トランスに配線を取り付けた後
黒くスプレーで仕上げたものです。
自らはハイファイトランスに対して
ラジオトランスと言っておりますが
なかなか侮れない音でした。

不細工な工作ながら
なかなか楽しめました。