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Sunset hills

byサントス

トランスの取り付け

2008-09-26 21:12:10 | old times
有名なアンプ・クラフターの方なら
穴の開いたシャシにアンプを組み上げるのに
2時間ほどで終わらせてしまうそうです。
これってめちゃくちゃ凄いですね。

私のほうはというと何日かかることでしょう。
暇な時間を見計らって作業を進めるわけです。
行き当たりばったりです。

現在、組み立て中のアンプ&スピーカーに腰をかけて
PCに向かっています。
腰掛にちょうどいい大きさであります。

ほぼ密封状態でスピーカーを鳴らしてみました。
押しの強い割りに低域が全くコントロールできずに、
それこそラジカセの音よりひどいものでした。

密封タイプの状態でスピーカーを使うとなると、
エンクロージャーもかなり重量が必要ですね。
たとえ1Wの出力であれ、
箱がぶれてしまうようではいけないようです。

ホームセンターで木材カットをお願いしていた頃、
時を同じくしてスピーカーの製作をしている人が
私の前にいました。

数ミリの再カットをお願いしていたようです。
大きな裁断機では数ミリのカットはしんどいようです。
店員さんも「保障は出来ない」といいながら
なくなくカットしていました。
その後どうなったことでしょう。

話を横聞きして悪いのですが、
どうやらスピーカーの音が漏れるとのこと、
10センチ程度のスピーカーを
密封での使用みたいです。

どんな音がするのでしょうね。

他人のことはさておいて、
MDF材でエンクロージャーを作ると
ビシッとしまった音がでます。
けれどちょっと乾いた響きに聞こえます。
これは私の錯覚なのかな?

以前作った「ナンちゃってバックロードホーン」は
現在作っているアンプ&スピーカーと同じスピーカーを
使っておりました。
重量は15キロぐらいあったかな?
今のものより小型です。
非常に抜けのいい音でした。
スピーカーの性能をそれなりに楽しめました。

現在のものは大きさの割りに
重量は7キロと少し軽く
集成材を使っています。
強度はそれ程ないですが、
密封状態のスピーカーをならすと
唯一の救われは木の響きが聞こえたことです。
これとて3000円のCDラジカセに負けるようであれば
安い部品の寄せ集めとリサイクルパーツで作ったと
自慢したとこで、何一つ報われないに等しいわけです。

このスピーカーはこんな音じゃないと、
裏側に1インチ程度の大きな穴を開けました。
これが奏したのかアンプをつないでならしてみると、
スピーカーが吠えてくれました。
低域も1スピーカーより引っ張ってくれて、
部屋全体を振るわせるだけのパワーを持っていました。

密封状態からいわばバスレフ状態にしたのですが、
押しが強くておとなしい音から
押しもあり引きもあり、
そこそこにパワーを入れると吠えてくれる、
そんな感じに変わりました。

計算がどうこうと言うこともありますが、
私にはわかりません。

適当!

なわけです。
木の響きが好きなのです。
このへんは市販のラジカセにはありません。
高額なステレオセットを購入しても、
出てこない音です。

ちなみに背面の開けた穴に手をかざすと、
スピーカーが息をしているのがわかります。
音楽を鳴らしていると
手に強い風を送ってくれます。

師匠曰く
「自分の好きな音を作る」ということは
万人が好む音でない場合が多いそうです。

師匠の下にアンプを作りたいという
仲間の人が相談に来たそうです。

「カーラジオから鳴るAMラジオの音を作りたい」

昔、そんな相談もあったそうです。
その人にとってはカーラジオから鳴るAMラジオの音が
一番好きな音だそうです。
個人の好みって人の数だけあるから
趣味というのは人の数だけ、
いやそれ以上あるのでしょうね。

音を聞いてちょっと魂に火がついた。
時間のある時に作業を進めないとね。
そんなんでサブフレームをボックスに
取り付けてみました。
さらに再利用のトランス類を
未整備のままですが取り付けてみました。

メインシャシの加工や配線はこれからです。
ただ、ひとつひとつ部品を載せるたびに
気持ちが高ぶってくるのも事実です。

今度はいつ頃先に進める事やらね。
気の長い楽しみであります。






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