TOKYO BAY AREA 

Sunset hills

byサントス

電源って大切だよね。

2009-08-03 10:51:57 | old times
シングル6AU6-1626で、
ステレオアンプを組もうと思っていました。

初段を三極管にするとナチュラルな音になる。
個人的にはそう思っていますが、
突っ込まれるとどう答えていいのか分からない。

初段を12AU7、12AT7、12AX7
はたまた12SN7、12SL7と変えてみたことがあります。
初段のゲインが高くなるにつれて
音の線が細くなるような感覚にを覚える。
12SJ7で作った時には、力感もあり
一見高域が強調されたかのように聞こえた。

原音再生を・・・

なんてことを言っても、
所詮は録音されたものです。
限りなく近づけることは出来ないです。
あくまでも個人の好みの音の追求なんでしょうね。
部屋全体を絶えず楽器の生演奏のボリュウムで
満たすことなんて近所迷惑でしかない。
都内の再生環境ってそんなものです。

されどノリが良かったり、
音の陰影があったり、
輪郭の太い音であったり。
スピーカーの音離れが良かったり、
肌からしみこむ音であったりと
この辺の楽しみ方はきっと
クラフターならではのものと思っています。

携帯電話を変えてから、
2ギガバイトのメモリに
手持ちのCDを書き込んでみました。
イヤホンから聞こえる音は
楽曲こそ楽しめても
決して肌からしみこむ音じゃない。
イヤホンにも良し悪しがあるのでしょうが、
音そのものを楽しむにはちょっと・・・。
そんな気がします。
これはいたって当然なことです。

PAのないライブコンサートの会場で、
FMラジオとヘッドホーンを渡されて
楽曲の演奏を聴いてもね。

やっぱり音って難しいですね。

アンプの師匠はこのへんの体を抜けるような音を
全身で感じたかったみたいです。

初段のチョイスでトーンキャラクターも変わりますが、
終段の管球やトランス、使用する部品で
音はどんどん変わります。
スピーカーによっても音の出方は変わるし、
それこそ絶対ってものがない。
つかみ所がないわけでないが、
人によって気に入る気に入らないもでるし
なんとも難しいものであります。

「いい音はたくさん存在するが、
 好きな音は千差万別です。
 趣味は個人のものととらえて
 自分の生活環境の中で
 楽しんだ方がいいです。」

それこそ何百万も賭けて
目的の音をみつけられずに
家一軒分ぐらいのお金を
オーディオにつぎ込む人を
たくさん見てきた結果だそうです。

私にはとうていそれ程のお金を
つぎ込む余力もエネルギーもありません。
だからラジオトランスのような
裸トランスと付き合っているわけです。
もちろんハイファイ再生を否定するつもりもないし、
余力が出来たらステップアップしたいですね。

手持ちのトランス類で
気軽にアンプを作りたいと
部品を並べたりしていますが、
そういうわけにも行かないです。

6AU6を初段に持って来れば、
初段スクリーンの安定を図るために、
ブリーダーをタップリ流すか、
ツェナーを使って安定化を図らなければならないです。
するとトランスの容量が
ギリギリか少し不足してしまいます。

トランスを定格いっぱいの容量で使うと、
やっぱり余裕がない。
トランスが熱くなるのも好きでないし、
電圧のドロップも激しくなる。
するとちょっと思惑が外れてしまう。
電源回路って3割ぐらいは
余裕を見たほうが安定するような気がする。
夏場、手で触れないほどの温度上昇は
精神衛生的にも好ましくない。

そんなんで色々と考えると
回路はどうあるべきなのかを
また考えてしまう。

穴あきのシャシーから
部品を取り付けて2時間ほどで
ウィリアムソン型を組む人がいる。
達人ですね。

到底及ばないところで遊んでいるのです。
それでいいと思っています。
まだまだ時間が掛かりそうですね。










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