体がきつい日が続く。
力が出るようになったとはいえ、
決して本調子ではない。
少しくつろぐ時間が欲しい。
午前中の仕事を終えてラーメン屋に入る。
かなり有名店の新規出店したばかりのお店である。
お昼時、やはり行列ができている。
店へと入ったときは10人ぐらいの待ちだったが、
「一名様いらっしゃいますか~。」
すかさず手をあげる。
待ち時間はものの5分程度で、
その後チケットの品物が出てきたのは5分後のこと。
その間にどんどんお客さんが入る。
食べるのに夢中になっていて、その後店内を見渡す。
気が付くと30人ぐらいがギャラリーのように順番待ち。
なんか落ち着かないのでさっと店を出る。
先日工事を行ったお客さんのところへ品物を届ける。
家の前に着くなりお客さんのお孫さんが憶えていてくれた。
「あっ、アイスクリームのおじさんだ。」
子供の記憶力に平伏する。
「お母さん、工事の、アイスクリームのおじさんが・・・・」
年頃のお嬢様に「おじさん」といわれると少し腹が立つが、
下の姪っ子ぐらいに言われると心地がいい。
おじさんというのは相対的なものである。
いや、その逆かな。
お届けの品物を収めて次へと移動する。
現地そばで待ち時間が一時間、
携帯の着信に連絡を入れる。
すると一時間ほど遅らせてほしいとのこと。
嬉しい連絡である。
コインパーキングに車を入れて熟睡する。
睡眠は量より質とはいえ、
春眠暁を覚えずともいう。
寝過ごすぐらい休みたいのだが、
なかなかそう言う訳にもいかない。
貴重な休憩時間であった。
心地よい日差しが車に射しこみ、
しばしうとうとと心地よい時間を過ごす。
その後目覚めが良かった。
最後の現場へ入ってお客さんに一言。
「疲れていたので助かりました。」
仕事を終えてホッとする。