色々と失敗続きのケーキです。
フィリングを生地と混ぜ合わせる時は、
余計な水分をしっかりと切ってから加える。
この辺は今まで焼いてきたバターケーキと要領が違う。
本来、バターケーキでもそうするのかもしれないのではと
今頃になって考えてしまう。
器具によって200℃で50分としても焼け方に差が出てしまう。
生地の水分量を加減することで調整が利くのではと考察する。
ビスキーな感じを一発で出したい。
フィリングを多く入れると必然的に熱量を多く必要とする。
あまり少ないと早く焦げてしまいそう。
この辺も何度かトライしないといけない。
気楽に考えずに作れるようになるまでは
まだまだ遠いような気がする。
クグロフの他の記事を見て思ったのは、
クグロフ型のイーストケーキとバターケーキがある。
どちらが早いかはわからないが、
ともにそれぞれのヒストリーがある。
どちらも正しいということ。
現在物にしたいと思っているイーストケーキは
どこもバターケーキに比して砂糖の分量が少ない。
生地自体の甘さをあまり感じさせぬぐらいの分量である。
砂糖とバターの甘さには惹かれるものがあるものの、
素朴な焼き菓子というようにも感じる。
マリー・アントワネットの時代に流行したらしい。
田舎菓子が都会風にアレンジされたのか、
はたまたその逆なのかはわからない。
遡れば古代史にまでたどり着きそう。
食後の口直しに食べた小麦と砂糖を練ったものになってしまう。
ビスケットのようなものやパンがルーツになっているみたい。
何気なく食べているお菓子屋ケーキも、遡ればそこにたどり着く。
2000年以上経っても人の甘いものに対する欲は
どうやら変わらないようですね。