撮影：2013年11月
撮影者：妻
ツーリング先：:cafe garage UNCLE（兵庫県・猪名川町）
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
我が家の週末は夫婦で出かけることが多いのですが、
夫は時々、バイク友達とツーリングに出かけます。
留守番の妻はこんなとき、生まれながらのダラダラ根性を発揮して
こころゆくまで惰眠を貪るのが何よりも楽しみなのですが（←酷い）。
バイクの免許を習得してからと言うもの。
『次の留守番のときには、ソロツーリングに行ってみよう』
そうこころに決めていました。
目的地は川辺郡猪名川町にある、cafe garage UNCLEさん。
お店の前をちょくちょく通る度に気になっていたのですが、
ここもまたツーリングの通過点になってしまう場所なので、
一度も入ったことが無いのです。
片道約30km弱と、初めてのツーリングにはちょうど良い距離。
メインの県道を避けて裏道を使えば、車もかなり少ない筈。
地図が読めない妻ですがここは何度も前を通っているので、
ルートも何となくではありますが把握出来ています。
そうして記念すべき2013年11月30日土曜日。
夫がバイク友達と牡蠣食いツーリングに行ったのを見送った後、
グーグルマップで何度も予習を繰り返してから、
まるで清水の舞台から飛び降りるかのような覚悟を持って
妻もこっそり出発しました。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
雲ひとつ無い快晴！絶好のツーリング日和です。
ガソリンも満タン。32210.4kmからスタート！
…因みにこのときの燃費は過去最低の18km/L
どうしたのよ土砂くん…バンディット級とかどういうことなの…
いつものように県道33号線を恐怖に震えながら北上したのですが。
この日は工事の為、片側交互通行で規制が掛かっていた上に
おそらく一番交通量が少ないであろう正午過ぎになっていたので、
いつもに比べて格段に車やバイクが少なかったです。ラッキーでした。
とにかく車の多い道を避け、まったりと走り続けると、
今回のツーリングの肝（？）とも言える分岐点がやってきました。
地図の右上に、楊津小学校があるのが判りますでしょうか？
今回の目的地は、この小学校のすぐ近く。ちょうど“小”の字が書かれている辺りになります。
で、やって来た分岐点が画面左下隅の方にある、林製材所さんのところ。
通常なら、右折して県道68号→道の駅いながわを左折して
県道12号を北上するルートが一般的なのですが。
道の駅いながわ近辺から県道12号線が、殺人的な交通量なのです…
片側一車線の割にはスピードレンジもやたらと速い為、
妻のような初心者オドオド運転だと、命が幾つあっても足りません。
林製材所さんのところを左折して県道319号を北上していくと、県道323号の分岐になります。
これを右折してそのまま北上…する途中、右側にポツンと一本。
とても細い道が楊津小学校近くまで続いてますね。
この道は畑＆小山に囲まれた作業道なのですが。
車どころか、我が家のバイク以外に通行している方を見たことが一度もありません。
妻の記憶が確かなら…作業道とは言え舗装もされているし、
そこまでひどい道でも無かった筈。
今回はもちろん、こちらのルートで行くことにしました。
とにかく走るのに必死で、周りを見ている余裕などまったく無かったのですが。
県道319号に入ってからは他の車をほぼ見かけることがなくなったので、
ようやく気持ちにも余裕が出てきました。このときは。
ここでようやく、記念撮影。何故か砂利の前で。
この写真を添付して夫にメールでソロツーリングをカミングアウトしたところ、
返信の第一声が「大丈夫か？」でした。
どうやら相当の驚き＆不安だった模様。
抜けるような青空と、燃えるような紅葉に感動…
って、あれ？お、おかしいな？あんなに綺麗だった山の紅葉が全然赤く撮れていない…
気を取り直して走り続けると、いよいよ本日最大の難所がやってきました。
県道323号から楊津小学校にワープする作業道です。
写真には撮れませんでしたが、雉が居たんですよ！
毎年この季節には見かけるので、この辺りを縄張りにしている個体だと思います。
ちなみに路面はこんな状態。
うん、これなら何とか…
って、うひゃあああああああ！
何これ？この道こんなに酷かったっけ？！
ってか、流水轍が出来てるんですが！！
暫くは頑張って進んでみたのですが…
ぎゃあああああああああ！
アスファルトはがれて未舗装路になってる！
ってか、落ち葉で路面が見えない！！
傾斜キツイ傾斜！どう考えても下り8％くらいあるよこれ！！
とにかく土砂くんを倒さないように停めた後、
記念撮影をして考えることしばし。
どうする戻る？って、この状況でUターン？
いや、このまま行くしかないよね？この下りをどうやって？？
加速する下りのスピードを制御するようなテクニックを、妻は持ち合わせていません。
加速→ブレーキガチ握り→落ち葉スリップ＆前輪ロックでズシャーニング→フルバンク停車…
…うん、これは駄目だ。かなり生々しく想像出来てしまう。
かと言ってこれだけ急な傾斜をUターンして上るのも非現実的。
何よりここまで来たのですから、cafe garage UNCLEさんにはどうしても行きたい。
はい。結局押して歩きましたよ！
傾斜の緩くなるところまでとは言え、結構キツかったです。
車体の軽いGS125で本当に良かった…
林の中の難所を抜けると、作業道の最後は川沿いのフラットダート。
ここまで来れば目的地はすぐ近くです。
フラットダートとは言え、川沿いは柵無しで高さ2ｍ以上はあるので、
それなりに慎重に走らないと行けないのですが。
視界が開けた瞬間、ちょっと言葉では言い表せないくらいの達成感でした。
「やったぜ土砂くん！ありがとう土砂くん！！」
みたいなことを叫びながら走ったのですが。
何故かこの寒い季節に屋外でバーベキューを楽しんでいたご一家がいて、
皆さん何とも言えない表情で、こちらをじっと見つめていました。
…気にしない！嬉しいから気にしない！！
…嘘ですかなり恥ずかしかったです。
どうなることかと思いましたが、cafe garage UNCLEさんに無事到着。
大阪で長年喫茶店を営んでいたオーナーが、こつこつと手作りで建てたカフェ。
店内はウッディで落ち着いた雰囲気の内装。
薪ストーブの炎がとても暖かくて、すごく癒されます。
（他のお客さんもいましたので、写真が無いのが残念…）
ゆったりとジャズを聴きながら、特製カレーを頂きました。
懐かしくてほっとするお味。意外な食材が入っていたのですが、これがすごくカレーに合う！
我が家でも真似してみようかしらん。
気になった方は是非、食べに行って下さい。
食後はこれまたまったりと柚子ティー＆スイーツ。
この日は結構寒い日だったのですが、柚子ティーのお陰で体ポカポカ。
初ツーリング記念のスイーツも、染み渡る美味しさでした。
オーナー＆ママさんとお話したのですが、妻が初ツーリングだと言うことを話すと、
何かと気遣って下さって、とても感激しました。
お店の前を通る度に気になっていた、cafe garage UNCLE
本当に来て良かった！
帰りは夫からのアドバイスに従って、
「とにかく落ち着いてゆっくり行く・タイヤに意識を集中する」
これを守って例の作業道を通ったのですが、
帰りは上りだったこともあって、思ったよりもすんなりとクリア出来ました。
行きのルートを逆トレースして、無事帰宅。
55.9kmのツーリングでした。
ビビリミッター20km/hの妻にしちゃ、上出来。
妻にとって初めてのソロツーリング。
目的地に着いたときの達成感や満足感も格別でしたが。
どこに行くのか。
どの道を行くのか。
どんな風に走るのか。
普段はすべて夫に任せっぱなし・おんぶに抱っこで、
考えるどころか、意識すらしたことが無かったような基本的なこと。
それらを意識して、考えて、実行していく。
そこから実感して体感した苦労や感動が、何よりの収穫でした。
本当に沢山、得るものがあったソロツーリングデビュー。
『…とりあえず、お互い無事で良かったわ』
やったぜ土砂くん！ありがとう土砂くん！！
因みに。
この日の燃費はリッター30km/L
街乗りとツーリングでここまで差が出るとは！
これまたひとつの収穫でした。
にほんブログ村
旦那様がこっそりとガソリンを強奪してるとか…w
想像することしかできないのですが
ＧＳのエンジンは８０００回転あたりで音ががらっと変わって
（ぶぶぶぶぶーうーーーーーーーあああああああああああ！みたいな感じに）
あああああから振動も少なくなり一気に快適モードになるのですが
そこから一気に燃費が悪くなるので
その回転域の使いすぎなんでしょうかねぇ…
教習でスクーターも乗ったと思いますが
その時速度で注意されてたらスロットル操作が雑なのかもしれないです
音で土砂さんの言ってることをよく聞いて
土砂さんと相談するようなスロットル操作するのがいいと思うです
「あああああ」まで行ったときは土砂さんは「おれはやるぜ！」って言ってるのですが
「いけません！」というスロットル、シフト操作が必要であると思われます
車のこない所でクラッチなるべく使わない超低速走行の練習とかいいかもです
メーターは別に見なくてもいいです
私もメーターなんて滅多に見ないしw
いやしかし。初ソロツーでこの道。 ナカナカに素質があるかもしれないですぞ。
しかもいくら交通量が多い道が怖いとはいえ、帰りもその道を通るとは。
いつも通っている道でもタンデムや誰かの後ろをついて走るのと一人で走るのでは、見える景色や印象や残る記憶が全然違いますね。
・・・ということにウチの奥さまが気づいたのも実はわずか数年前だったりします(^^ゞ
ちなみにそのウチの奥さま、砂利の前で記念撮影の写真がツボだそうで(~_~)
GSに行くのが面倒くさくて、夜中こっそり夫が強奪してるとしか…って、
我が家から一番近いGSは夫のバイクだと3分もかからないので、タンクから抜く方が面倒くさいですね（笑）。
教習所でスクーター…あれは怖かった（涙目）。
ATな上にニーグリップ出来ない乗り物があんなに怖いとは思わなかったです。
閑話休題、教習所時代はそれこそ卒検寸前までスロットル操作に関しては注意され続けたのですが、
様子を見すぎるのが良くない！と言った感じでした。
開け方があまりにもゆ～っくり、そろ～っと…といった状態だったので、
雑なのも良くないけど遅すぎるのもバイクが安定しないよ！と。
妻自身は、アクセルワークよりもクラッチ操作が結構雑なことを実感していますorz
GS125は8000回転ぐらいが一番快適・安定・楽しい！と夫も言っていますが、
恥ずかしながら妻はそこまで回したことがないのです。情けない…
リッター30km/Lを出したツーリングのときは4～5000回転・3～4速くらいでしたが、
恐怖18km/Lのときは、街乗り通勤で2速・低回転ばかりだったので、これが良くなかったのかも。
って、どうしてこんなことになったんでしょう？自分ではちゃんと路面を撮ったつもりだったんですよ（涙）。
何を隠そう、このとき土砂くん自体は大丈夫だったのですが、
撮影しようとしていた妻が落ち葉に隠れた巨大なアスファルト剥がれに足を突っ込んで、
山の中でひとりテンパっていたのでした（苦笑）。
落ち着いてから撮影したつもりだったのですが、この体たらくですorz
素質ありますかね？！やった！…って、土砂くんには無理ばかりさせていますが（汗）。
GS125が大好きなのに、通りたい道は明らかにこんな道ばかりだと言うこの矛盾。
かと言ってオフタイヤだとオンロードが怖いので、ちょっとKSRも気になっている今日この頃…
＞いつも通っている道でもタンデムや誰かの後ろをついて走るのと一人で走るのでは、見える景色や印象や残る記憶が全然違いますね。
これ！今回はこれが一番の収穫でした！！
本当に「何これ！いつもと全然違う！！」の連続でしたよv(＾▽＾)
そして、妻の頭の中の地図がいかにデタラメなのかもつくづく実感出来ました(T△T)
奥様のツボを直撃した砂利の写真も、家に帰ってから「何でわざわざ砂利の前で…」と気付いた1枚です。
そこに気付かないくらい夢中だったのか、と思うとなかなか笑えてきて、良い記念写真になりました。
DURO HF-329なんてのもあるらしいけどサイズが不明
調査等は政治力を駆使した丸投げで！
それで得た情報にこちらも飛びつくって寸法でございますよ
そんな変なオフタイヤ装着したら旦那様心配でハゲちゃうかもですけど
燃費の方はすごく謎ですね…
半クラになっちゃってることがすごく多いとかなんでしょうか
これ！これですきっと！！
妻は何と言うのか、『困ったときの半クラッチ』状態で、
とりあえず半クラッチにしておけばどうにかなる…と思っているので^^;
先日冬用のグローブを新調したのですが、やはり夏用メッシュよりレバー操作がし辛く、
いつもの感覚で半クラッチが出来ないのはある種の恐怖でした。
ミシュランタイヤですか！成るほどー
そう言えば夫のTT250Rは、ミシュランとダンロップをひとつずつ履かせていますね。
オンもオフも…と言うユーザーにとって、ミシュランは王道なのでしょうか。
乗り味がかなり変わりそうなので面白いかも。