緊急事態宣言が継続中の栃木県。
9月のお彼岸3連休の中日・9月19日に私たちは、とにかくマニアックすぎる・・・ダムへ出かけました。
日光や那須が渋滞して「コロナ第6波到来か」なんて揶揄されるなか、まず密にならないであろう・・・ダムを選んだのは自然な流れでありました。
初めからダムに行くわけではなかったのですが
ランチのテイクアウトをあらかじめ決めていても、それを「どこで食べよう」と考えたとき
こういう機会に「いままで行ったことがないダムにでも」って考えたわけです。
もちろん、初めてですから、どんなところかもわからない。
とりあえず、行く。。。それだけでした。
栃木県塩谷町。
国道4号線で矢板市に着くと、今度は国道461号線を西へ。
ちょうど鬼怒川方面に抜けるには最適の道をひたすら西へ。
そして、最初に休憩で寄ったのが・・・
道の駅・しおや
はい、今回目指すのはこちら。
西古屋ダム。
地図にもはっきり湖がわかる、比較的大きなダム湖のある、西古屋。
どんなところか情報が少ないので、とにかく早く行きたい!
それにしても晴天。
しかも、そんなに暑くない(やや風あり)
交流館にて塩谷町の観光案内を改めてゲット。
自動検温クリア
比較的クルマ多め。
やはり世間は3連休ですな。
さて、ここから更に西に進みダムを目指すのですが・・・
あ!
どうやら、入口を通り越したらしく日光市に。
ステーキ篠の先でUターンして・・・
戻ってきました、塩谷町。
しかし・・・
また入口を通り越えてしまったらしく・・・
道の駅の裏手あたりまで戻ってきてしまいました。
さすがに観光案内を確認すると・・・
あーあ
入口をすでに2回もお通り過ぎてしまっていることが判明。
大変なロス。
それでも・・・
いまはなき、ヤナセストアの看板を見つけて一人興奮。
(昔、地元の大田原市にもお店があったため懐かしい記憶が)
一度通った道を今度はゆっくりと目印を確認しながら進む。
どうやら県道77号線沿いに入口があることは確かなようだ。
目印の交番が左に見えたので、右に入る細道を曲がる。
(思い込んでいた入口に案内の看板はありませんでした)
※目印は「船生(ふにゅう)コンクリート」
左に見える赤い屋根が、目印の交番。
(ちょっとわかりずらいかな)
県道77号線を右折し・・・
北へ進むと、右からの道に合流。そのまま道なりに左のカーブを進む。
船生コンクリートを通過。
橋を渡り、右折。
ここを左折
ここを入るの
目印はこの小屋。
それからはずーっと一本道を北上
ずーっと北へ進むと・・・
あらら。。。
林道は分岐しているうえ、右の崖下には明らかにダム湖が。
「通り過ぎたな」
今度はダムの入り口がわからない。
また元の道に戻り・・・
通行止めの林道を歩いて先へ。
すると・・・橋があったが、水は溜まっていて、ダムより上なのか下なのかもわからない。。。
さて困った。
でもクルマでは通れないので、再び、ゆっくり北へと進むと・・・
右に未舗装の道が。
「ここじゃない?」
とりあえず、クルマを乗り入れ、歩いて、先を探索。
すると・・・おぉおおおお
ダム発見です。
走って車に戻り、彼女に報告。
ゆっくりと奥にクルマで進みます。
とても外で食事ができるロケーションではなかったので、車内でランチ。
そして、いよいよダム探索へ。
西古屋湖です。
西古屋ダムです。
いまにも熊が出そうで怖かったですが、ちょっと先まで歩いてみます。
フェンスの中にあったのは湖面からすくいあげた堆積物の仮置き場。
西古屋ダムは東京電力の管轄。
なので、ダムカードもありますが、簡単に手に入れることはできません。
天端を歩くことも厳しいかと
向こう岸に道らしき切通がありますが
通行止め区間につき、途中でクルマをあきらめ、歩いてたどり着くことになります。
なので、行きません
勢いよく水流がありました。
詳しいことはわかりませんが、このダムは西にある鬼怒川から導水路があるらしく、その水流かなと推定
さらに奥に進むと、湖面に下りられる道が。
ちょっと滑りながらも傾斜のある湖面近くへ(かなり実際は急なため、危険なのでマネしないでください
特に何も見えませんでした
その奥はもっと進めませんでした
引き返します
クルマを停めたあたりからでは、近くにもかかわらず、樹でよく見えなかった
なので歩いて天端へ
このコンクリートが天端の起点
上って進みます
左がクルマを停めた広場へ通じる道です
あがって
熊がかじったと思われる樹皮の裂け具合。
個人的にビビります
残念ながら天端はここまで。
なので、この階段を降りて
行きたかったな
ちょっと草むらを歩きます
一級河川上流端。 川の一番上の部分です。
ダムがなければ、源流がもっと先にあったのですが、水没してしまったため、川の最も上がここってことになってます。
この倒木は立ち入り禁止のサイン? それとも偶然?
下をのぞくと、小屋から勢いよく水が放水されていました。
2日後、9月21日は中秋の名月だな。。。
個人の責任の下、ひとり倒木の先を下ってみました。
けっこう下ります
下りられるのはここまで。
温度計は珍しい逆からのもの。
水の流れが穏やか。
この先に、通行止めの林道がある。
では戻ります。
秋らしく、とにかくトンボが多かったです。
なお、ダム入口はとてもわかりずらいです。
万が一、通り過ぎてしまった時の目印は・・・
右にガードレール。
左に未舗装の細道。
電柱に「西古屋支 直7/75
これはいったい。。。
林道の入り口の脇ではクレーン作業車が止まっていました。
行きでは気づかなかった、川の名前が
江戸川であることを知る
ここは西沢橋
なんかあるー
砂防ダムも。
これすごくてね
手前で水が湧きあがっていて、奥の水路に水を通しているの。
水のエレベーターみたいなやつ
彼女をクルマに残してボーっと眺めてしまいました
そして・・・
この橋がすごく気になった。
廃線のようにも見えますが・・・違います。
これは何?
白石川の白石橋に並行した北側にある。
船生コンクリートを通り過ぎ
県道77号線へ。
左折し、矢板市方面(国道461号線)へ進むと
この看板に出て、もう一安心。
結局、3回も通り過ぎるハプニングに見舞われましたけど、無事、ダムを拝むことができました。
なお、地図では大きいダム湖ですがダム自体はベンチもなく、休憩には不向きと判明。
また、ダムの東側には林道から「鶏岳駐車場」へ通じる道からもダムへはアプローチ可能ですが
途中でクルマは通行止めとなり、そこからかなりの距離を歩いてゆかなければダムにはたどり着かないこともわかりました。
東京電力の管理事務所が東岸にありましたので、平日などは通れる可能性も考えられますが
基本、見学不向きのダムなので、これ以上の無理はいたしません。
まだまだ栃木県内でも未踏のダムはありますので
これからも細々と歩いてまいりたいと思います。
ダムシリーズは続く。