自分でも、まさか再び、ここを訪れることになるとは思っても見なかった。
しかし、2023年、栃木県誕生150年を記念した「限定ダムカード」の発行は、栃木ディスティネーションキャンペーンの企画で訪れた2018年7月以来の訪問を後押しするきっかけとなってしまった。
「行かないわけが、ない」
栃木県の北東部に位置する那須地域と南西部に位置する足利市は、県の対角線上にある。
なので「もっとも遠い関係」にある。
国道の下道を通れば約3時間。早朝に出れば問題はないが、私は前日も仕事。
当日朝は、体が痛くて、さすがに足利行きを断念しようかと思ったほどだった。
けれど、重い腰を上げて、足利に行くことになった。
もちろん、下道ではなく、高速道路の利用で、だ。
高速なら約1時間半。これは大きい。それよりも、高速を使わなくてはならない理由がもうひとつあった。
目的地の「門限」だ。
ダム好きなら「壁」として恐れられる、足利市の松田川ダム。
国の管轄の奥鬼怒4ダムのクローズは17時。栃木県管轄のダムは15時。
しかし、栃木県管轄のダムで唯一、足利にある「松田川ダム」はクローズが「14時」・・・超早いのだ。
遅れることは許されない、ゆえに、今回も高速を利用することとなった。
国道4号線から矢板インターを経て、東北道を南下
途中、北関東道に変わり
足利市入り
足利インターで下車。
料金精算後に・・・おや?
料金所の脇にある、管理事務所にトイレのマーク。
ちょっと寄ってみることに。
ちゃんと一般利用者向けの駐車スペースが設けられています。
中に入ると・・・
トイレと・・・
ちょっとした観光案内が。
パーキングエリアじゃないのにトイレを借りれるとは・・・足利料金所、ちょっと便利かも。
では、いざ、松田川ダムへ。
ここから峠道。細く暗い道をゆきます。
峠を下ると再び集落が見えて
あと2キロでダム、というところ。
助手席の彼女が「あ! 覚えてる!」って。
そう、この二股を右折すると、もうダム。
左折。
はい、到着。
クルマを停めて管理事務所へ。
ブザーを鳴らすがなかなか出てこない。
不在なのか・・・不安に思っていると、職員さんが。
最初はぶっきらぼうだったが、アンケートを記入すると、急に穏やかな口調で
「ほかは廻ってきたの?」とか「橋カードとか配ってるよ」とか話かけてくれました。
しかし「はい、もう行ってきました!」って笑顔で回答。職員さん苦笑い。
5年ぶりの松田川ダム。
栃木県誕生150年記念のダムカード。限定3000枚です。
前回同様、松田川ダムの天端は立ち入り禁止でした。
彼女は5年前の記憶がちゃんと残っていたようです。
時計台のある、広場を歩きます。
(前回は草ボーボーで断念した経緯が)
トイレあります。
山道の途中にある展望台も見えます。
下流のキャンプ場も見えます
左は動いていましたが、こちらの時計は時間がテキトウでしたw
もう、何が書いてあるのかわかりませんww
県の施設にはこのように様々な植物が植えられています。
NHKの朝ドラの影響で植物を愛でるきっかけができたとか。
ついつい、私も気になってみてしまいます。
ちょこっと散策をしたので、次へ移動します。
下り路。
急な道ですが、チャリダーさんが登ってきます。
で、前回同様、展望台にも立ち寄ります。
通常の放流中。
では、次は下流広場に移動します。
さらに下って、右折すると、ダムを下流から眺められる広場に通じます。
前回、訪問時とは変わったことがあります。
新しいキャンプ場「RECAMP 足利」のオープンです。
日曜日でしたが、けっこう利用者がいました。
では、ダムまで歩いてみましょう。
彼女ははっきり覚えているそうですが、肝心の私は5年前にここを歩いた記憶がまったく残っていませんでした。
ある意味新鮮、というよりは・・・ちょっとモヤモヤw
当然、中へは入れませんので、この位置から。
橋を渡って、対岸から帰ります。
雲とクモw
ここで・・・ちょっと気になるお店ができていたので、歩いてその場所へ。
(あ! テントも完成していました)
写真を撮っていたら、中から「こんにちわぁ」って女性の声が。
実は、ランチでもできれば・・・って思ってたら
「夏はね、子供が多くて・・・甘いものだけにしてます」って。
ジェラートは売れても、がっつり食事までは・・・・ということみたい。
「10月からはちょこっと軽食ははじめようかと・・・」っていうことでしたので、今回はパスすることに。
ちなみに、このカフェ&ギャラリーも5年前はオープンしていませんでした。
・・・いくらダムは好きでも、遠い足利で、しかも「カード収集目的」だったので、あまり気が進まなかった彼女でしたが、久しぶりに歩いた松田川ダムはなかなか気に入ってくれたようで、最後は喜んでくれていたのはせめてもの救い。
次はいつ来られるかはわかりませんが、また違った季節の風景が見られるときに来たいですな。