栃木発「ちゃりあん」ブログ2

日常の「あたりまえ」を、より深く。

「ご飯にかけるしもつかれ」販売開始によって「まだまだ終わらない『しもつかれ』の話」 2025年2月9日。

2025-02-12 04:51:37 | 栃木の伝統行事・あるある

しもつかれの話。続編。

 

私は2025年2月2日に、那珂川町で「しもつかれ」を買い、下野市で「しもつかれおにぎり」を買い、栃木市で「しもつかれまぜそば」を食べ、宇都宮市の栃木県立博物館で「しもつかれ」のパネル展示を見てきました。

この「栃木県立博物館」には売店がありまして、先月・1月のころに「しもつかれの商品」を販売している、とSNSで投稿されていました。

 

まぁ、せっかく「しもつかれ・しもつかれ」しているのですから、それにちなんだものは買いたい、そういう気持ちで県立博物館にのぞんだのですが、残念ながら、2月2日の時点では売り切れていたようで、いくら売店をウロウロしても、それらしき商品は見当たりませんでした。

 

そこであきらめきれないのが・・・私。

 

売店と博物館のエントランスを行ったり来たり。

何分繰り返したでしょう・・・

 

結論としては「とりあえず、売店の方に聞いてみよう」となりまして・・・

 

「すいません、しもつかれのお菓子って・・・」と尋ねると

 

「あ、もう売り切れちゃったんで、いま再入荷を待っているところなんですよ」との回答。

「どちらから来られたんですか?」「もしよかったら、入ったらご連絡しましょうか?」

その次「お取り置きしておきますけど」って。

 

宇都宮市外からきていること、平日は来れない、ということを告げると

 

店員の方は丁寧に「お取り置き」をしてくれる、というので連絡先を伝え、帰宅することに。

なお、この時のお取り寄せは「しもつかれのビスコッティとクラッカー」の2種類でした。

 

そして、その翌日・・・

2025年2月4日。

栃木県立博物館の友の会の公式が「ご飯にかけるしもつかれ入荷予定」とSNSに投稿。

 

うぉ! こ・これは・・・

 

すでに「お菓子」を予約している私。

これは売り切れる前に押さえなくては!

・・・ということで、2月4日の夕方、意を決して栃木県立博物館の売店直通電話に連絡し、「追加」ということで「ご飯にかけるしもつかれ」の取り置きをお願いすると・・・快く受けていただき・・・次に宇都宮に行ける時に引き取りに行くことになりました。

 

当初は2月9日は別の用事がありまして翌週の16日に引き取りに行く予定でしたが

 

別の用事がキャンセルになってしまい、急遽、2月9日に栃木県立博物館に「しもつかれ」を引き取りに行くことに。

 

つまり、2月2日、9日と「2週連続」私は栃木県立博物館に足を運ぶことになりました。

有料展示の入館を「しない」形・・・でね(笑

 

・・・・・・・・・・・・

 

宇都宮市にある、栃木県立博物館は「中央公園」という広い公園の一角にあります。

いつも中央公園の駐車場に車を停めて、広い公園を歩いて抜けて博物館へ移動していたのですが、前週(2月2日)、博物館から帰宅の途中、事件は起こります。

 

いつも通る道を北上するところを誤って、左折専用レーンに入ってしまい、交差点を左折。

すると・・・ちょっと進んだ先に「博物館北駐車場」なる看板を発見。

 

あれ?

博物館に近い駐車場あるんじゃない?

いまごろ、その事実を目の当たりに。

 

いままで中央公園の駐車場から、博物館まで10分ちかく歩いて往復していたのが

それよりも近い駐車場があった!

なら、次から、こっちでいいんじゃない?

 

・・・ってことになりまして

2025年2月9日に、再び出向いた際には、彼女もびっくりする、博物館の北駐車場へ。

 

 

「いままで何だったの?」

苦笑する彼女。

 

北駐車場からは目と鼻の先に博物館の建物が見えました。

博物館には、いままでの「ヨコ」から入ります。

 

今思うと、博物館の正面が「中央公園の駐車場から来ると『横にある』のは」そのためだったことがわかります。

 

だって、北駐車場からが「正面」なんですからね。

 

せっかくなので、観覧していないのにスタンプだけ押しまして・・・

 

無料で入れるミュージアムショップへ。

 

あ・・・しもつかれのお菓子、販売してました。

 

もちろん、私は「取り置き」してもらってますので、なくても大丈夫でしたが。

 

ご飯にかけるしもつかれ。

 

2月6日に入荷しました、との連絡をいただいたのですが

 

なんと、3ケース並べていたのに、9日の時点で、残りこれだけになったとか。

 

蛇年で蛇の展示を行っているので・・・

 

売店の方の頭にもヘビさんが。

 

 

 

今回は「引き取り」だけだったので、次に行く予定も詰まっていましたので・・・

博物館のエントランスで購入品の確認。

 

 

博物館を後にしました。

 

いつも中央公園の駐車場から歩いてくると、こちらが入り口になりますが

 

北駐車場からだと・・・この建物の右手から入ることになります。

 

 

 

・・・・・

今回、買ったしもつかれの商品はこちら。

 

ご飯にかけるしもつかれ

(栃木県立博物館ミュージアムショップでは税込み650円)

 

 

しもつかれビスコッティ 350円

 

以前、「しもつかれウィーク」というイベントで初めて口にしたお菓子。

もう5年前になるんですね。

 

久しぶりのご対面です。(ネットショップには通年販売されているようです)

 

 

そして

お初です

しもつかれクラッカー 250円

 

 

しもつかれ3品で1250円のお買い物です。

 

 

なお、栃木県立博物館のミュージアムショップによりますと

1月には入荷して販売していた、「ガトーしもつかれ」と「馬頭高校のしもつかれ缶」の再入荷は無い、とのことでした。

 

初午は過ぎてしまい、そろそろ「しもつかれ」は終わる感じですが

 

私の「しもつかれ生活」はしばらく続きそうです。

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2025年2月6日「初午」にちなんで・・・2月2日「節分」の日に栃木県内で「しもつかれ」な一日を過ごす旅。

2025-02-06 06:46:16 | 栃木の伝統行事・あるある

本日、2月6日は「初午」の日。

栃木県内では稲荷神社のお狐さんに「しもつかれ」を奉納する日とされています。

 

さて、栃木県の郷土料理の一つ、しもつかれ。

見た目、臭み、作り方などで、栃木県民でさえ「好き嫌い」がはっきり分かれる食べ物として名高い。

そんな「しもつかれ」をこの時期になると必ず食べる者がいます。

・・・はい、私です。

実は、私は栃木県の生まれではありません。

幼少期に県外から転入してきた「元よそ者」です。

いまでは栃木県在住歴が大半を占めていますので、本当に県外の生まれなのか?って疑われることも多々あり。

そんな私が初めて「しもつかれ」と遭遇したのは小学校の給食、でした。

 

小食で、人気のメニューの時はやんちゃな面々から「これ、喰わないならくれ」って、半ば略奪されるくらいのポジションだったのですが

ある日、ある皿が現れると、周囲の目が変わります。

私は、「それ」が何かがわからず普通に箸でつまんでいると、いつもは略奪する元気くんたちが「それ食えるの? じゃ、やるよ」って・・・複数の元気くんたちが、笑みを浮かべて私の「その」皿を持ってくるのです。

まぁ、不思議。

私のところに「その」皿が3つも4つもあるのですから。

 

「その」皿こそが、当時、名前も知らなかった「しもつかれ」だったのですが・・・まぁ、なんでしょうねぇ・・・初めてみる食べ物でしたけど、普通に食べられたのですよ。先入観ってものも一切なかったので。

 

たぶん、それ以来、給食にも出てくることはなかったような、まったく記憶がない「しもつかれ」

 

家でももちろん、食べないので、社会人になるまで「しもつかれ」は忘れた存在でありました。

 

しかし、スーパーマーケットで「大関食品」が「しもつかれ」を通年販売しているのを目にしていましたし

自分から食べた、とは思わなかったけど、出されれば食べる、そんな感じでした。

 

流れが変わったのは、とある道の駅での「しもつかれ」の販売。

 

「そこのしもつかれがおいしい」という声を聞き、買って食べたら大正解!

 

もう病みつき。

 

例年12月に販売がはじまるのですが、今年はギリギリ2月の初午の直前になってしまいました。

 

・・・ということで

2025年2月2日。

節分で世の中が「恵方巻」で夢中になる中、栃木県内でも「大雪に注意」と叫ばれている中・・・

私はクルマで「しもつかれ」を調達する旅にでました。

なお、助手席の彼女は緊急の用事で家におりまして単独の行動、となります。

 

雪の降り続く中、まずは「那珂川町」へ。

 

田んぼは真っ白です。

 

① 道の駅ばとう(那珂川町)

 

午前10時過ぎ、雪の降るなか到着。いつもよりお客さんは少なめです。

 

 

 

無事、しもつかれ調達!

 

なお、今年は値上げして500円になっていました。

 

ちなみに「道の駅ばとう」のしもつかれは午後になると売り切れてしまうくらい人気です。

 

おししくごはんといただいております。

 

・・・で、次に向かうのは宇都宮市です。

2月1日より、期間限定・数量限定のコラボ商品が販売開始となりました。

それの販売箇所の一つに「栃木コープ」とあって

まずは、一度買い物をしたことがある、栃木コープの宇都宮のお店に移動することに。

那珂川町からはナビで約1時間の移動です。

 

 

鬼怒川の橋を渡り宇都宮市へ。

 

立ち寄ったのは「栃木コープ 越戸店」

 

店内はお昼に近い時間とあって総菜コーナーは特に混雑しています。

 

平台で「恵方巻」が大大的に陳列されるなか・・・あれ・・・ない・・・

何度探しても・・・ない

恐る恐るサービスカウンターに尋ねて、バイヤーさんがやってきたものの・・・

「今日は恵方巻に力を入れているんで・・・入ってないですね」の返答・・・オーマイガー!!!

「ほかのお店さんにあるかどうかって確認できませんかね?」

「あー・・他の店も恵方巻に力入れているので・・・ないと思います」って回答。

 

はい、栃木コープ断念!

 

仕方なく、コープの駐車場にある車の中で、つぎの販売先「鹿沼市の八百半フードセンター」のとあるお店へ電話で問い合わせ。

すると・・・

「メーカーは取引はあるのですが・・・今日は入荷していないですね」・・・やはりつれない返答。

 

さてさて困った、ここであきらめるわけにはゆかない。

 

そうか・・・確実に手に入れられるあそこしかないのか・・・

あそこに電話してみる。

すると、すごく応対がよい女性の方でして・・・・「在庫ございます。土日限定の販売ですけど、50個くらい入荷していますので」

 

ありがとうございます! お伺いします!

 

・・・ってことになりまして

 

宇都宮からさらに南下しまして・・・

 

新国道4号を走って、一路「下野市」へ。

コープからは約30分、12時ちょっとすぎの到着予定でした。

 

新4号で下野市入り

着いたのは・・・

 

②「道の駅しもつけ」

雪は雨に変わっていましたが、相変わらず寒いです。

 

警備員さんご苦労様です。

 

天気は悪いですが、直売所はすごいお客さんで混雑していました。

 

ここでコラボ商品を無事買いまして・・・

 

お店の方に撮影許可をいただいて

コーナーの撮影。

 

ここにも「しもつかれ」ありましたけど・・・たくさん買い込みましたので断念。

 

 

傘を差しながら、外も歩きます。

晴れていればたくさん人が映りこむ場所も・・・さすがにいません

 

 

地球の歩き方の派生「栃木の歩き方」とミツハシライスのコラボ商品

 

「しもつかれおにぎり」ゲットです!

 

 

冷たいままと、温めたものを食べ比べてみました。

あ・・・どちらも、おいしかったですwww(結局、それしかない)

 

 

・・・で

お昼です。

どうしましょう。

本当は、道の駅もすごい魅力的だったのですが・・・

 

まだ12時半。

 

せっかくなら「しもつかれ」のお昼を食べよう・・・

ということで

頭の片隅に「行けたら行きたい」と思っていた飲食店が栃木市にありまして・・・

 

検索すると、道の駅しもつけから「約1時間」の距離にあることが判明。

 

13時半。ギリギリだけど行ってみよう・・・

 

ということで下野市から栃木市へ移動。

 

ドライブレコーダーはガラスが曇ってしまった関係でモヤモヤしています。

 

栃木市入りです。

 

③ 麺蔵あつお

 

初めての訪問です。

 

お店の入り口にはウェイティングボードがあって、名前を書いて待ちます。

3人、1人、そして私。

 

一人は外のイスに座っていて、3人は駐車場の車の中で待っていました。

 

到着は13時20分くらい。

 

寒いのでしんどかったですが、思ったよりも早く呼ばれました。

さすがにラーメン屋さんですから回転が速いのですね。

 

麺蔵あつお

 

店内はこじんまりにていて、奥の左に厨房、向かいにカウンター(3席)、そして右にお座敷(2卓か3卓)

私はというと、手前の左側に「コの字型」にある、壁に向かって座るカウンターテーブル(4人分)へ案内される。

ちなみに、トイレは入ってすぐ右。

 

メニューを聞かれ「しもつかれまぜそば」を伝えると

女性の店員さんに「小さい器なので、量少ないですけど・・」って言われましたけど

 

はい「単品で」って。

 

そのやり取りを聞いていたお座敷のお客さんがすごく私を見ていました。

 

お水は「冷水」と「常温水」って選べます。

 

ラーメン屋さんですからメニューは至ってシンプル。

 

 

 

少々お時間かかりますけど・・・と言われましたが

 

そんなに待った感じはせずに

 

③ 麺蔵あつお 「しもつかれ まぜそば」400円

じゃん!

 

あ・・小さいw

 

これなら、小食の私でも2杯はいける。

 

 

インスタ情報によると、栃木市の「かねふくストア」さんのしもつかれ使用、とのこと。

 

麺は極細麺。 かため。 麺にスープの味がしみ込んでおり、濃い味であるが、これが実に美味。

おいしい。

 

やばいです。2杯でもよかったくらい

 

麺は温かくて、湯気がたちます。

 

しもつかれの具は甘味を感じます。

すごくバランスがよくて、また食べたいなって思った。

(けど2月8日までの限定のようです)

 

あ・・・お座敷の壁の上のほうに書いてありました。

 

食べ終わってから気づく。

 

ごちそうさまでした。

 

ちなみに「しもつかれサンドイッチ」を提供している「イートミーサンドイッチ」さんもこの近くにあったことは帰ってきてから知った次第ですorz・・・

 

 

それでは、最後の目的地へ

 

栃木市から宇都宮市に戻ります。

 

 

 

向かったのは「栃木県立博物館」

 

雨は上がっていましたが傘を持って、寒いなか歩いて博物館へ。

 

 

今回は有料エリアではなく

 

入り口付近のエントランスに「しもつかれ」のパネル展示があるので、身に来ました。

 

 

さてさて

本題はこちら。

 

完売しちゃった、というチャーム

3000円以上の価格だったとか。

 

 

あ・・・反対から見てましたね。

 

展示に喰いつく人はまばらでしたが

カメラで撮りまくる私がいたので、なんだなんだ?って人が近寄ってきたりしていました。

 

なお、資料は帰宅後じっくり見るために細かく撮影させていただきました。

 

 

④ 番外編 「栃木県立馬頭高等学校の水産科のしもつかれ缶」

 

昨年、栃木県那珂川町の「なかよし自販機コーナー」で購入したものでです。

賞味期限がギリギリに迫っていましたので、急いで開缶。

こちらも、おいしくいただきました。

 

しもつかれは嫌いな人がいても当然です。

それを無理に好きにさせようなんてする必要はないのです。

作る人、食べる人は少ないかもしれないけれど、不思議となくならないものなんです。

 

アレンジ料理は大歓迎ですが、私は個人的に「しもつかれ」のブランド化は不要だと考えております。

しもつかれは、あくまでも食べ物です。

初午にお供えする、食べ物です。

 

もったいない文化のシンボルかもしれないけれど、それは「起源」であって、しもつかれが「もったいない文化のオモテ」に立つ存在ではない、って思うんですね。

栃木の郷土料理。アンチが多い郷土料理。

だから「しもつかれ」は逆に愛されるのだと思うのです。

 

作る人がいる限り、冬になれば食べるよ! しもつかれ!

 

 

 

 

 

 

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今年の「初午」は2月5日! 道の駅ばとう・直売所で「しもつかれ」2023!

2023-02-01 06:21:09 | 栃木の伝統行事・あるある

年が明けて最初の「うまの日」

馬ではなく・・・「午の日」

その「初午」の日が今年は2月5日にあたる。

 

稲荷神社の神様が「いなりやま」という場所に降臨された日、と言われ

栃木県周辺では

初午の日、稲荷神社に「しもつかれ」を奉納する風習があるらしい。

 

そんな「しもつかれ」をなぜ奉納するかについては諸説あるようですが

しもつかれは

ざっくりいうと・・・

「おせち」や「節分の豆」の「残り物」を「保存食として有効活用している」もので

ちょうど2月の初午の頃は、野菜等の調達が昔は難しい時期だったころから

残り物の活用という意味で編み出され、活用された食材・・・といわれているようです。

 

 

初午にしか食べられない・・・それだけ「稀少なもの」という意味で

神様に献上されたのではないか、ということがネットでは紹介されていました。

 

 

まぁ、そこまでは考えなくても

 

毎年、しもつかれを私は楽しみにしている。

 

12月に発売が開始された、栃木県那珂川町にある「道の駅ばとう」の「しもつかれ」

 

地域によって内容も作り方も微妙に異なることがあって

 

人によって好みが分かれますが

 

私は、食べた範囲では、道の駅ばとうの「しもつかれ」が最もお気に入りである。

 

今シーズンは、なかなか買う機会が得られず

 

1月の後半、ようやく調達することができた。

 

【2023年1月22日 道の駅ばとう】

那珂川町の「なかちゃん」です。

 

※店内の撮影は店員さんの許可をいただいて行っております。

以前は最上段に並べてありましたが

今シーズンは下の段。

思わず、着いたときに「ない!」ってあせってしまいました。

 

 

とにかく量が多いので

一度では食べきれないですが

しもつかれが好きな人はぺろりと完食できるとか。

 

さっそく購入。

 

ちなみに・・・

道の駅ばとう・レストランでは、単品400円で食べられます。

 

・・・・・・・・・

 

で、さっそく実食。

 

 

もちろん1回では食べきれないので・・・

 

その都度・・・撮るw

温かいご飯に、冷たく冷やした「しもつかれ」

 

なんと表現したらよいかわかりませんが・・・おいしい。

 

栃木県の郷土料理ながら、地元の人でも「好き嫌い」がはっきり二分される、珍しい食材。

 

見た目で嫌われるようですが

 

食べると・・・びっくりするはず。

 

・・・・・

 

別の日には

 

カレーとともに

 

「しもつかれ」+「カレー」

 

しもつかれ・あるある

「しもつカレー」

好きな人は何を組み合わせても「おいしい」しか言わないw

 

・・・・・・

 

あ、そうそう

 

昨年、栃木県那珂川町の「なかよし自販機コーナー」で買った

 

栃木県立馬頭高校(水産科)の「しもつかれ缶」

 

まだ賞味期限が切れていないので

 

 

2023年の初午、2月5日に

開缶して食べてみたいと思います!

 

道の駅ばとうのしもつかれ、興味がある方はぜひお試しを。

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栃木県北部の8月1日は「かまのふたが開く日」で「かまのふたまんじゅう」を食べる日。

2022-08-02 00:12:00 | 栃木の伝統行事・あるある

いまだに「釜の蓋まんじゅう」は全国で当たり前に食べられているものと思い込んでいる方々がいらっしゃるらしい。

これはいかん!

 

「釜の蓋まんじゅう」は栃木県北部(特に那須地域)で8月1日に食べられる「炭酸まんじゅう」のことで

決して、全国区ではないし、逆に言えば、あのセブンイレブンがご当地を全国展開してしまって、いまや全国で当たり前のように定着してしまった「恵方巻」のように、誤った全国展開は絶対にあってはならない伝統文化だと言えます。

 

那須地域に来れば、7月30日ころから徐々にコンビニ・スーパー・和菓子店・道の駅に農産物直売所・・・・ある程度の食料品取り扱いのあるお店なら「大量に」売り出されるのが「かまのふたまんじゅう」だ。

 

由来については諸説ある。

だが、私が教えてもらって信じているのは

8月1日に閻魔様によって地獄の釜の蓋が開けられ

13日かけてご先祖さんの住んでいた家に戻って来る・・・・ので

釜の蓋まんじゅうを作ってお盆を迎える、という話。

 

他方の方からは「死んだ人を地獄に決めつけるのはいかがなものか?」という意見が出るのも事実。

 

ですが

 

ここでいう地獄、というのは

人が亡くなると、まず土の中に葬る。つまり「地に眠る」わけです。

極楽浄土というものはその先の話であって、地獄とは対峙するものではありません。

 

地獄、というと天国の反対であたかも罰せられる世界というイメージがありますが

ここでいう地獄というのは「土に葬られた閉ざされた世界」というイメージだと考えてください。

 

ご先祖さんが眠る土の下の世界から、年一回、お盆という時季に「地上の世界」に戻って来られる許しを得られる日・・・そんなイメージでとらえていただけるといいのかな。

 

ただし・・・釜のふたまんじゅうは8月1日に作ったり、売り出されたりします。

なので、決して、お盆を前に用意されたりはしないのかも。

 

用意をするのは8月1日に向けての話。

 

・・・・・・

 

そんなことで

 

今年も、「かまのふたまんじゅう」を探しに

那須地域を巡ってきました。

 

2022年7月31日。

まず向かったのは地元。

 

【栃木県大田原市・トコトコ大田原】

1階にショッピングフロアがあって

ここに8月1日を目がけて展開されるのが・・・

炭酸まんじゅうとは言っても、いろいろな種類が作られています。

 

・・・・・・・

 

次に向かったのは「那須塩原市・塩原地区」

【道の駅湯の香しおばら】

国道400号線沿い、塩原温泉に向かう途中にある道の駅です。

 

 

さっそく外で臨時販売所が設けられていました。

※撮影は許可を得ております。

 

 

 

中の農産物直売所にも入ってみました。

 

メインは「黒糖まんじゅう」

 

こんな変わり種も。

 

結局・・・

重曹入りの炭酸まんじゅう(よもぎまんじゅう)を買いました。

おぉおお

 

ほどよい甘さとよもぎの香り・・・

 

さすが、プロは違いますなwww

 

 

【自宅で手作り編】

我が家では毎年のように「炭酸まんじゅう」を手作りで大量に作ります。

今年は前日に用意をしまして、当日、8月1日に蒸しました。

 

こだわりの練りあん。

地元・佐藤製あん所の「つぶし・ねりあん」

我が家は毎年、このあんを使います。

なぜか、これ以外は使わない、というこだわり。

 

重曹です。

 

いわゆる「炭酸まんじゅう」の炭酸という表現はこの、炭酸水素ナトリウム、つまり重曹が由来。

 

決して「炭酸のように」シュワッとすることはありません。

 

※ただし、重曹を入れすぎると・・・とても苦いです。

 

笹の葉は我が家は敷いていません

 

7月31日と特売品チラシに載ってました。

地元のスーパーのチラシにはこうしてコーナーが作られたりします。

お店によっては手作り材料、既製品と両方載せるところもあります。

 

【8月1日当日】

機会あって、那珂川町に出向きました。

 

農産物直売所の「久那瀬直売所」にお伺いすると・・・

 

朝から売れ始めていました。

※許可を得て撮影しております。

 

つぶあん、こしあん選べたり

黒糖・かぼちゃ・よもぎ・・・いろいろ選べたりします。

 

【我が家の手作り2022!】

今年の出来はこんな感じ。

この不揃い感がたまらない!

 

餡も甘いものから・・・重曹特有の苦みが強いものまで・・・

 

ははは。

 

今年もおいしくいただきました!

 

今年はコロナ禍ということ

 

高温の日々が続いていること

 

等々・・・なんとなく「かまのふたまんじゅう」の展開が穏やかな印象を受けます。

 

年々、おとなしくなってゆくのかもしれませんが

 

地元にとっては「恒例行事」のようなもので

 

作らないからどうの、ってこともないけど

 

いざ、何もしないと・・・なんか物足りないような・・・そんな存在なのかな。

 

決して、全国展開なんてする必要はないけれど

 

ご当地文化はできるだけ、そこだけで守って行ければいいかなって思います。

 

手作りするほど時間はないかもしれませんが

かまのふたまんじゅう、で「8月」は始まる。

那須地域の夏はいよいよです。

 

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本日、8月1日は「かまのふたが開く日」。栃木県北部では「饅頭」を食べる2020!

2020-08-01 22:37:28 | 栃木の伝統行事・あるある

いよいよ8月。

関東地方では「梅雨明け」が宣言され、久々の青空・・・と思ったら夕方には雨。

熱中症がさらに心配な時期がやってきましたが、それでも晴れ間が多いというのは嬉しいことです。

 

さてさて

8月1日・土曜日。

私は仕事でありまして、あれよあれよ、という間に「かまのふた」が開いてしまった感じがします。

 

体調不良で危ぶまれていた「母の手作り炭酸まんじゅう」は予定通り「つくる」という連絡があり

手伝うことはできませんでしたが、今年も母のまんじゅうをいただくことになります。

 

と、同時に

「栃木県北部」ではスーパーマーケット・コンビニエンスストアでも

8月1日には普通に「かまのふたまんじゅう」を売り出す習慣があることを

ぜひ知っていただきたい・・・

 

そんな想いで、わずかな時間ですが

地元を廻ってきました。

 

①和菓子屋で「かまのふたまんじゅう」

今年は仕事帰りに買い物をするってことで「閉店時間が遅い店」を選ぶことになりまして・・・

選んだのは・・・

 

和菓子処 木村屋

大田原市山の手2-6-34

9時~19時

ここは老舗の和菓子店

本来は「とうがらし銘菓」の取扱店なのですが

今日は「かまのふたまんじゅう」

 

※許可を得て撮影しています。

こしあん、つぶあんが選べます。

我が家は「つぶあん」派がいるので「つぶ」に。

 

そして・・・

 

②スーパーマーケットで「かまのふたまんじゅう」

 

ベイシアでは「ヤマザキパン」の炭酸まんじゅう(かまのふたまんじゅう)なので

今回は・・・

 

「フードマーケット SHIOBARAYA」(塩原屋 中田原店)

※店内の撮影は特別な許可を得て行っております (スーパー店内の無断での撮影は禁止されています)

 

こちらの「炭酸まんじゅう」は旧・塩原町に本店がある、信鶴堂さんのものを販売。

通常の「和菓子コーナー」の半分ほどが、この日は「かまのふた饅頭」のスペースとなります。

「おおつか」とは那須町にある和菓子屋さん。

販売個数がもともと少ないこともあって、すでに完売してました。

 

信鶴堂さんの「田舎まんじゅう」は「こし」あんを取り扱い

17時に追加販売されたようで、遅い時間にもかかわらず、買うことができたのはありがたい。

 

家にも「手作り」本家が待っておりますので

買って帰ります。

 

2020年といえば「マスクでの入店」と「レジ袋有料化」ですね。

 

 

そして帰宅。。。

 

食事とともに出されたのは

我が家の手作りの「炭酸まんじゅう」

 

栃木県北部以外の方にはわかりにくいかもしれませんが

「かまのふた饅頭」というのはあくまでも「8月1日にお供え始める饅頭」の名称です。

基本形は「炭酸まんじゅう」という「重曹」を使った饅頭ですが

お店によっては、そうでない普通の饅頭を売っていることもあります。

 

また、「つぶあん」「こしあん」両方ありまして、各家の好みによるところが大きいです。

ヤマザキパンは両方製造してますし、「木村屋」さんも両方選べました。

 

なお、木村屋さんは「つぶあん」の「ふるさとまんじゅう」を小さくしたものを「かまのふた饅頭」として販売していますし、

スーパー塩原屋(信鶴堂)さんは「田舎まんじゅう」という商品を「かまのふた饅頭」として販売してます。

 

・母が作った手作り炭酸まんじゅう

・木村屋のつぶあん「ふるさとまんじゅう」

・信鶴堂のこしあん「いなかまんじゅう」

 

3種の食べ比べ

 

我が家の手作り

 

皮が厚いが弾力があり、食べ応えがある一方・・・重曹の「だま」=固まりがあると苦い。

でも、その苦みが「手作り感」を醸し出し、ほのかな餡の甘さで安心する。

 

木村屋のつぶあん

 

皮が柔らかく、粒あんの上品な甘さが引き立ちます。

 

信鶴堂の田舎まんじゅう(こしあん)

皮はめちゃくちゃ柔らかく、切るのがたいへんなくらい

あんはこしあんで、砂糖のように超甘いです。

 

こしあんと、つぶあん、人によって好みは分かれるところですが

私はつぶあんを選ぶほうが多いかも(特にこしあんが嫌いというわけではありませんが)

 

残り半分、また明日にでもゆっくり堪能するとしますか。。。

 

本来は、ご先祖さんへお供えするために作り、迎える側は食べないという話もありますが

 

迎え盆の8月13日まで、1日1個づつお供えするのが理想のようですが

そういうわけにはいかないので

地元の皆さんは8月1日にはつくり、数日で食べ終えることになるのです。

 

 

恵方巻のようにコンビニが仕掛けて全国展開はしてほしくない、栃木県ならではの風習。

 

できる限り、守ってゆきたいものです。

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