今年は「コロナ禍」により、今までとはちょっと違った「盆の月」(8月)を迎えようとしています。
地元の学校でも、通常は「海の日」あたりから夏休みなのでしょうけども、
今年は明日、8月1日の土曜日から。
日に日に増えるコロナウイルス感染者。
葬式のスタイルも、初盆のスタイルも、いまや変わろうとしています。
そんななか、それでも変わらず続けられているものがあります。
栃木県北部、特に那須地域では当たり前の・・・「8月1日は『かまのふたが開く日』」
そして、その日には「炭酸まんじゅう」を作って食べる。
我が家でも、毎年、手作りしています。
今年も重い腰を上げて作る、という声を聞きましたので
それでは・・・
今年も、2日間にわたって「かまのふた」まんじゅうがどれだけ街に浸透しているかを追ってみます。
前回の調査から3年ぶりの記事更新となります。
・・・と、そんなのんきな事を言ってる場合ではなくなってしまった出来事が・・・
それが・・・
NHK総合テレビ「とちぎ630」の放送。
偶然、帰宅後にテレビを見ると・・・こんな感じ。
「あっち・こっち・とちぎ」というコーナーで
なんと「かまのふたまんじゅう」が紹介されていたのです。
急いで撮影させていたきましたよ。
8月1日に「ご先祖さんが眠るあの世の蓋が開き」
8月13日の「迎え盆」まで時間をかけて、ご先祖さんが戻ってくる。
その期間、炭酸まんじゅうをお供えしてご先祖さんを出迎える。
・・・そんな流れなんですが
もちろん、ご先祖さんどうこう関係なく、いまでは「8月1日にまんじゅうを食べる」という習慣が
栃木県北部には残っています。
那須町・旧黒磯市・旧西那須野町・旧塩原町・旧大田原市・旧黒羽町・旧湯津上村あたりは一般的。
でも、そういう風習がない地区もあるようでして・・・
このエリア以外でも、旧今市市あたりでは「かまぷた」という呼称で残っていたり・・・
なかなか「奥が深い」伝統行事なんですね。
で、すごいのが
饅頭ですから
①家で作る
②和菓子屋で買う
さらに
③スーパーで買う
④コンビニで買う
すべてのお店で取り扱っているわけではありませんが
たいていこの時期には「さっと現れて」「さっと消えてゆく」のです。
群馬資本の「ベイシア」では7月30日に店頭陳列を確認。
早い対応が目につきます。
そして・・・
余裕を見せて本日「7月31日」に某和菓子店へ出向くと・・・
つぶあん
こしあん
両方あるのは嬉しいのですが・・・
すでに「完売」しておりました。。。
まぁ、本番は明日「8月1日」ですから、あまり多くは作らなかったのでしょうけど
ちょっと甘く見てました。
・・・ってことで、その場で「明日の引き取り分」を予約。
チラシは2017年発行のものをそのまま使用。
今年のバージョンは「販売店」が変更になっていたようです。
7月31日。
フライングで「かまのふたまんじゅう」をいただくのは・・・
地元・ファミリーマートで買った、山崎製パンの「炭酸まんじゅう」(こしあん) 86円。
価格でいえば、ベイシアのほうが安いのですが、実はファミマのものは
「釜のふた」っていうシールがついているのです!
これついていないと・・・ただの「炭酸まんじゅう」(笑
ちなみに、セブンイレブンは、今日は売っていませんでした。
まぁ、8月1日に食べる、ものですからね。
・・・ということで実食。
ヤマザキパンの炭酸まんじゅう
とてもつややか。
形はキレイすぎるし、味は均一においしい
手作り感がまったくないでけれど、手作りは「作りすぎ」てしまうので、これでも十分。
しかし、我が家は作ります。明日。
そして、老舗和菓子屋のモノも初めて買います。
「春のしもつかれ」「夏のかまのふた饅頭」
私にとって、最高の季節のご当地食べ物です。
では、また続きは明日。。。