今回は僕のお気に入りの扇子をご紹介したい。いよいよ今年も暑い夏の季節がやってきたが、昔から夏の扇子はマストアイテムである。仕事でもプライベートでも、常に後ろポケットには扇子を入れて携帯しており、なんだかんだ毎年新しい扇子を買ったりしているが、今お気に入りの扇子がこちら。
和の小物などが可愛く、お土産などを探すのにも最適な“中川政七商店”の扇子なのだが、こちらは木の親骨がとてもしっかりと太めなので、扇子が擦れたり、汚れたりしにくいデザインとなっている。
奈良時代以前から伝わる工芸、『かや織』と、オーガンジーを組み合わせた織生地になっており、とても和な美しさが際立つ扇子である。
親骨には、中川政七商店の鹿のマークがワンポイントで入り、そして織は表裏で2色。表は淡く上品なグレーで、裏は僕の好きなブルー。どちらも涼し気で素晴らしい。裏表でちょっと違う表情が楽しめるのも楽しい扇子である。
サイズ的にも一般的な扇子より若干短め。でも大き過ぎず、小さ過ぎず。後ろポケットに忍ばせるにもちょうど良いサイズなので、持ち歩きにも重宝している。
最近はポータブルファンなどを持ち歩いている人が多いが、ポケットに入るので持ち歩きにもスペースを取らず、どこか粋で風情のある扇子もやっぱり捨てがたい。日本の夏はやっぱり扇子が一番良く似合うのだ。