久しぶりに大好きなユナのネタを。
昨年の12月に『ハッピーニューイヤー』という韓国映画が日本でもミニシアター系で公開された。この映画に僕の大好きなユナが主演しているというので観たいと思っていたのだが、不覚にも見過ごしてしまっていた。しかし、最近この映画のブルーレイが発売されたことを知り、購入して早速鑑賞した。また映画館さながらの鑑賞のように気分を盛り上げる為映画のパンフレットも購入し、チラ見しながら映画を鑑賞(笑)。
この映画は、高級ホテル『エムロス』でクリスマスイブから1月1日のニューイヤーまでの間に繰り広げられる物語で、宿泊客やホテルに関わる様々なカップルたちの人間模様が交錯する恋愛ラブロマンスだ。この手の設定の物語はこれまでにも結構あるし、日本の映画やドラマでもありそうな設定だが、各カップルのドラマとキャラクター性が割と丁寧に描かれており、それぞれがホテルを起点に交錯していく様子が巧みに描かれていた点でなかなか良く出来た作品だ。
登場するのは15年間も男友達への告白をためらっているホテルのマネージャー、
イケメンで優秀、だけどちょっぴりクセのあるCEO、
公務員試験に落ち続け、恋人にもフラれた就活生、
新米ハウスキーパーとして働く、夢破れたミュージカル女優、
下積みを経てついにスターの座へ登り詰めた、人気アーティスト、
仕事で出会い、超スピード婚へと突き進むラジオプロデューサーとピアニスト、
毎週土曜日、ホテルのラウンジでお見合いをする整形外科医、
初恋の相手と40年ぶりに再会したドアマンと初恋の人と再会したビジネスウーマン、
友人たちの告白チャレンジゲームに巻き込まれた高校生カップル、
ホテルで宿泊客のモーニングコールを担当する、サービススタッフ、
フィギュアスケートの女王で人気者の女子高生、
全盛期を迎えたシンガーソングライター
それぞれの登場人物が個性豊かだが、どの人が、どの人と関わっていくのかも見どころ。監督は大ヒットした『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン。ラブストーリーの名手として名高い監督だ。
登場人物の中でも一番主演シーンが多いのが、ホテルのマネージャー、ソジンを演じる女優のハン・ジミン。ちょっと鷲見玲奈にも似ており、今回初めてこの女優の作品を観たのだがかなり美しい。とても凛々しくカッコいい韓国美女で、すっかり気に入ってしまった。
ハウスキーパーのイヨンを演じるウォン・ジナという女優もなかなか可愛い。ちょっと多部未華子にも似た雰囲気だ。
そして男優陣もかなりのイケメン揃いだし、映画俳優本人の役でクオン・サンウがちょい役で登場したりする。また、40年ぶりに初恋の人に会うドアマンを演じているチョン・ジニョンというベテラン俳優は、ユナのドラマ『ラブレイン』でもユナと共演していた渋い俳優だ。
そしてお目当てのユナは、ホテルのサービススタッフを演じているのだが、モーニングコールを担当するオペレーター的な役なので最初暫くは声のみの登場。その美しいお顔はなんと映画終盤まで登場しないのでヤキモキしてしまった。しかし、終盤ではかなり重要な役どころで、ひとたび登場するとその美しさはやっぱり半端ない。完全に心を持っていかれてしまった(笑)。やっぱりユナは最高である。
やっぱり韓国映画はなかなか面白い。この『ハッピーニューイヤー』もそれぞれのカップルがハッピーエンドで終わり、とても爽やかで後味の良い映画だ。しかも人間模様の展開も必要以上に複雑にし過ぎておらず、全体的に比較的ライトなタッチで描いていたのもとても良かったと思う。正直に言うと、ユナの主演シーンがもっと多ければもっと良かったが(笑)、映画としてはなかなか見応えがあった。また女優陣、中でもハン・ジミンにはすっかりハマってしまったので、彼女の他の作品や、今後の活躍も楽しみにしたい。