blue deco design lab

横山光輝『おてんば天使』、超レア単行本を入手!

大好きな漫画家、横山光輝の数ある作品の中でも、『おてんば天使』という作品が大好きだ。これまでにも何度か取り上げてきたが、今回そんな『おてんば天使』の超絶レアなこちらの単行本をゲットすることに成功した。

『おてんば天使』とは、1959年から1962年まで雑誌『りぼん』に連載された少女漫画で、『魔法使いサリー』にも繋がる少女漫画の傑作である。僕は小学生の頃に、『おてんば天使』の翠陽社ベストコミックス版(全3巻)を手に入れて読んで以来この作品に惚れ込んでしまった。

『おてんば天使』は、1977年に発売された上記翠陽社版の3巻と、それよりも8年前の1969年に発売された、虫コミックス版の全4巻で読むことが出来るが、僕はこの2種類を持っているのに加え、もう一つの楽しみ方は、今でも手に入る多くの雑誌付録(まさに『りぼん』連載時に付録となっていた当時のもの)も出回っているので、これをコレクションするというのも楽しい(僕も3冊だけ持っている)。

そして今回入手したのは、単行本化されたものでは一番古い、連載中の1960年に発売された集英社のもの。全4巻を出す予定だったらしいが、何故か第2巻までで打ち切りとなって単行本シリーズとしては未完となってしまっていた。その意味で元々連載されていた『おてんば天使』全話が読めるようになったのは、1969年の虫コミックス版まで待たなければならなかったのだ。

その未完となった集英社版単行本は、豪華なハードカバー仕様で『おてんば天使』の中でも最もレアなものだ。2巻セットでたまに市場にも出るが、3万円から、保存状態が良いものだと6万円~10万円くらいしてしまうくらい希少価値が高いので、なかなか手に入れられずにいた。しかし今回第1巻だけだが、8,500円でゲットすることに成功し、しかも保存状態もかなり良かったのには驚いた。当然63年前の単行本だけに、多少の破れ、汚れ、折れなどはあるが、カバー表紙もしっかり付いていて随分キレイな状態であった。これでこのお値段はかなり貴重である。手に取ると時代の重みをずっしり感じることが出来るが、大きな満足感が得られる単行本だ。

昭和35年(1960年)の初版であり、本物である証の印もある。当時は150円で売られていたのも時代を感じさせる。

また、第1巻の最後には今後第4巻までの発刊を告知している宣伝が載っているのも当時の味わいがあって楽しいが、結局第2巻までで終わってしまったのを考えると、これも当時物ならではで貴重である。

今回、これで僕の『おてんば天使』コレクションに貴重でレアな本が仲間入りしたが、今後は集英社版の第2巻の入手と、まだ手に入れていない付録たちを揃えることを引き続き目指して行きたい。

コメント一覧

bluedeco1969
コメント、どうもありがとうございました。りぼんの間違いでしたね。ご指摘頂きありがとうございます。修正しておきます。
えすと
大好きな作品です。

>『おてんば天使』とは、1959年から1962年まで雑誌『少女』に連載された少女漫画で

「りぼん」に連載ですね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「漫画/アニメ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事