そんな“キャッスラーな僕としては、
今年最初の3連休、ついに念願であった『岡山城』に
“キャッスリング”に出鰍ッた。

豊臣秀吉にとても気に入られ、秀吉から漢字1字を貰うまでの
関係となった宇喜多秀家が1597年に岡山城を築城した。
あの織田信長の“安土城”の建築を模して造られたことも有り、
デザインはとても秀逸。三層六階構造も迫力があって見事である。
また、別名『烏城(うじょう)』とも呼ばれる岡山城は
黒い外壁はとてもクールで、強烈なインパクトを放っており、
その美しさに惚れ惚れしてしまう。

関ヶ原では当然ながら豊臣軍に加わった宇喜多秀家だったが、
徳川軍に負けた後、岡山城は取り上げられ、徳川軍に
寝返った小早川秀秋が城主となった。
残念ながら、今の天守閣は第二次世界大戦の空爆で焼失して
しまったが、1966年に見事再興。歴史的な価値は残念ながら
なくなってしまったもののかなり忠実に旧来通りの
姿に復活しているのは見応え充分である。
そして、戦災を免れた月見櫓は国指定重要文化財となっており、
一見の価値あり。

入口の鉄(くろがね)門も立派だが、瓦屋根に桃のオブジェが
あるのもさすが桃太郎/きびだんごゆかりの地である吉備が近いだけの
ことがある。


そして、北側から見る岡山城はまたとてもスレンダーに見えて、
これもかなりカッコいい。

そして、天守閣の上から見る景色も素晴らしい。

城のすぐ隣には、江戸時代の大名庭園で、
日本三名園の一つである後楽園があり、とても魅力的なエリアだ。
芝を大量に使っている庭だが、今の時期は残念ながら
芝生が黄色くなってしまっている。しかし、春には桜の名所になり、
夏は緑が美しい庭に変身する。
スケール感たっぷりの見事な庭園である。

これまで関西地区で色々な城を見てきているが、
岡山城はその中でもとてもお気に入りの城になった。