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朝ドラ『エール』はかなり面白い!

今年4月-9月期のNHK朝ドラ『エール』はなかなか面白い。前作『スカーレット』はちょっと全体的に暗過ぎたのと、イマイチ物語の展開に違和感を感じてしまい、好きになれなかったが、今回の『エール』は明るく、楽しく、朝見るのに相応しい良い作品になっている。コロナで大変なこの時期に、明るい希望を運んでくれている。



主演は窪田正孝、ヒロインは二階堂ふみ。古関裕而と妻の金子をモデルに作曲家とのその妻の生涯をフィクションとして描いている作品だ。古関裕而と言えば、『六甲おろし(阪神タイガーズ応援歌)』、『闘魂こめて(巨人軍応援歌)』、『オリンピック賛歌』、『モスラのテーマ』や、早稲田大学、慶応大学校歌なども作曲した日本を代表する作曲家だが、意外にその事実が知られていない。正直、僕もこのドラマで初めて知ることになったくらいだ。



そんな古関をモデルにした小山裕一は、作曲の才能がありながら、イマイチ自信が持てずモジモジした青年時代を送り、やがて人生のパートナーとして裕一を勇気付け、支えて行く妻の音の姿が描かれるが、二人の出会いと結婚に至る過程が、とても楽しく、ユーモアたっぷりに描かれている。窪田正孝と二階堂ふみの演技も良く、本当に仲が良さそうと思えるくらい、凄く自然体の演技が印象的だ。



特に二階堂ふみが可愛い。正直これまで二階堂ふみは演技が上手いという印象はあったが、特別に可愛いと思ったことは無かったのだが、今回の二階堂ふみはとても魅力的で、裕一を支える姿がとてもキュートなのだ。思わずファンになってしまった。



二人を取り巻く俳優陣もかなり豪華。裕一の伯父には風間杜夫、父には唐沢寿明、母には菊池桃子。音の母には薬師丸ひろ子、姉には松井玲奈(松井玲奈も最近様々なドラマに引っ張りだこで大人気だが、朝ドラでの演技もかなり可愛い)。裕一の先生に森山直太朗、幼馴染みとして山崎育三郎、中村蒼、堀田真由も登場し、何とも華やか。






更に東京に移ってからの“東京編”に既に突入しているが、山田耕作をモデルとした音楽業界の権威を志村けん(これが、ドラマ初主演にして遺作となってしまったのが本当に残念)、コロンブスレコードのマネージャーに古田新太、会社の専属作曲家として同僚の木枯正人役をRADWIMPSの野田洋次郎が演じている。






更には裕一と音が暮らす東京の家を貸してくれた喫茶店のオーナー夫婦に野間口徹と仲里依紗がコミカルな役を演じており、毎回面白い展開に花を添える。



主演二人の魅力もさることながら、二人を取り巻く豪華なキャスト陣もドラマを大いに盛り上げていると言えよう。

ほど良い明るさとコミカルさ、物語展開のテンモフ良さは『ひよっこ』を思い出させる面白さである。ここ最近、イマイチ盛り上がらない朝ドラが続いていたが、また久々に面白い朝ドラとなった『エール』の今後の展開に期待したい。NHKからは、6月末で一旦放送を中断することが発表されたが、何とか早くコロナも終息して、撮影が再開されることを願うばかりである。
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