7月末から、ついにあの韓国ドラマ、『ラブレイン』がフジテレビで放映開始になっている。チャン・グンソク、少女時代ユナの競演ということで、日本にも2人のファンが多いことで、今最も注目されているドラマである。『冬のソナタ』の監督と脚本家が久々にタッグを組んだ作品でだが、キャストも今人気の2人を起用したことでもわかる通り、完全に“日本市場”をターゲットにしたドラマと言えよう。
韓国では日本に先行して今年5月から放映され、日本のコアファンがわざわざ韓国まで初回放映を見に行くほどの加熱ぶり。日本でのチャン・グンソク人気には驚くばかりだ。
ユナファンの僕としても、このドラマをずっと楽しみにしていたので、ポニーキャニオンが日本での放映権を獲得し、フジテレビでの放映が決まった時には思わず興奮してしまった。そして、7月から、ついに待望の放映開始である。ドラマは全20話だが、8月19日現在、16話まで放映されており、来週からいよいよ最終回に向かって盛り上がる。
物語の舞台は70年代の韓国ソウル。韓国大学美術学科の学生で御曹司のソ・イナ(チャン・グンソク)は、わずか3秒で恋に落ちてしまった―。ベンチに座る女学生を見かけて心惹かれたイナは、窓の外に目を向けてスケッチをはじめる。彼女が姿を消したことに気づいて急いで外に出たイナがぶつかってしまった相手こそ、スケッチした彼女だった。
ほとんど言葉を交わすことなく別れるが、イナは彼女が落とした日記帳から、同じ大学の家政学科に通うキム・ユニ(ユナ)であることを知る。ふたりはある雨の日に再会。ひとつの傘に入ったイナとユニは、その日をきっかけに、お互いを意識しはじめる。けれどもイナがユニに告白しようと心に決めたとき、医学科に通うイナの友人のドンウク(キム・シフ)も、ユニに思いを寄せていることがわかってしまう。積極的なドンウクの態度を見て、一度はユニをあきらめようとするイナだが、その思いは募るばかり。ふたりは愛を育みはじめるが、様々な壁がイナとユニの前に立ちふさがり、お互いへのかけがえのない思いを胸に抱きながらも、別れる道を選んでしまう……。
2012年。美術の教授となったイナ(チョン・ジニョン)はかつて愛したユナのことが今でも忘れられず、息子のジュンがまだ幼かった頃に離婚。樹木医となったユニ(イ・ミスク)はアメリカ留学中に出会った夫を失い、娘のハナをひとりで育て上げていた。そんなふたりが、雨の日に再会を果たす。彼らの子どもであるジュン(チャン・グンソク)は
売れっ子のフォトグラファー、そしてハナは母親の影響でガーデナーとして働いている。ジュンとハナも北海道で偶然に出会い、反発しあいながらも惹かれあっていくが……。
チャン・グンソクとユナが70年代と現代の二役をこなし、それぞれの時代における2人の魅力を存分に味わえる。70年代のユニ役のユナはとても気品があり、もの静かで美しく、息を呑むほどの美しさ。本当に3秒で恋に落ちてしまいそうである。
そして現代のハナ役のユナは、元気で明るい女子大生。ユニの頃とは違い、とても元気な雰囲気で、今風なキャラクター設定であるが、こちらも原石としては美しいものの、やや独特なファッションで、純情で奥手な女の子という設定になっているが、逆にその愛らしさが何ともキュート!
この二役によって、ユナの圧倒的な美しさと可愛らしさの両面が全開。見ていて思わずその美しさのあまり溜め息が出てしまうほど、ユナを最高に楽しめるドラマとなっている。
ユナはまた笑顔や、ちょっと怒った顔がとても可愛い。顔が美形なのに、冷たい感じがしない明るく優しい女性で、まさに僕の究極的&理想的な女性像である。
現代ドラマの冒頭は、北海道ロケになっており、日本のファンにはまたたまらない設定となっている。
また、ドラマ中、ハナの着信音が頻繁に登場するが、これがまた何ともキュートなのである。ぜひ一度聴いてみて頂きたい。
http://www.youtube.com/watch?v=oUi1e7mh21w
サントラも同時に日本で発売されたが、チャン・グンソクが歌う主題歌『ラブレイン』を始め、少女時代のティファニーが歌うバラード曲、そしてエンディングで毎回かかる『愛は雨のように』がとてもいい。また、ドラマ中にかかるインスト曲も収録されて全23曲。
ドラマの雰囲気を思い出しながら楽しめるサントラになっている。
チャン・グンソク演じるソ・イナ(70年代)とジュン(現代)の親友役として登場するキム・シフがなかなか爽やかでカッコいい。
ちょうど水嶋ヒロにも似たイケメンで、それぞれの時代でチャン・グンソクとは対照的な役柄を演じており、こちらも二役が楽しめるのだ。
少女時代のユナもセクシーさと抜群のダンスが最高に美しいが、ドラマのユナも、その演技力が見事で、少女時代とはまた違った魅力を見せてくれる。ユナファンとしては、ユナ見たさに、何度も繰り返し見てしまいそうな傑作ドラマである。
これから最終回に向けて楽しみにしたい。