これまで多くのブルース・リー本や写真集が発売されているが、ここまで『死亡遊戯』だけに特化した写真集は恐らく初めてではないかと思う。思わず興奮してとあるルートで即買いしてしまった。ハードカバー仕様だが、もはやャbプアイコンとして世界で定着した『死亡遊戯』のイエローカラーでとてもそそられる。初回特典として写真のセットも付いている。
さてこの本、著者Rick Baker氏のサイン入りで、シリアル番号の刻印がされている。全100ページほどだが、ハードカバーで、多くの写真を収めている。しかも、今まで見たことが無い写真も多数あり、それだけでも貴重である。僕は相当数のブルース・リー本を所有している為、膨大なブルース・リーの写真を見てきたが、それでも初めて見るものもあったのだ。
『死亡遊戯』のクライマックスは、3人の武道家と対決する。まずブルース・リーの一番弟子であったダン・イノサント演じるパスカルとのヌンチャクバトル。
次にフロアを一つ上がり、合気道の達人を演じた池漢載との対決。
そしてこの2人を突破してビルを登っていくと、NBAの大スター、カリーム・アブドール・ジャバール演じる巨人のハキームが待ち受ける。
写真集もこの順番に様々なシーンの写真が掲載されているので、とても見やすい。そして撮影の合間写真など、レアなものも含まれている。
とても良い写真集が発売されたものだが、ブルース・リーの死後48年が経過しているにも関わらず、今でも世界中のファンを魅了し続けているのは本当に驚くべきことである。この貴重な本は基本的に大満足だが、唯一残念なのは本の紙質がややチープなことと、写真の大半がモノクロであること(一部カラー写真もあるが)。恐らく日本で日本語版でも出版したら、もっと上質な紙を使って、更に良い本になることであろう。
