塗装はまず足場を作ってから壁の清早A下塗りを経て、本塗りを行うので約2週間程度の工程。もちろん天気によって日数が延びたりするのだが、今回は比較的晴天にも恵まれ、順調に作業が進んだ。足場を組む為、小型のクレーン車なども登場し、結構大変な作業だが、狭い家の外側の庭に足場を約2日間かけて職人さんたちが手際良く組んでいく。
そして足場が完成したら、周りの家に塗装が飛ばないよう、シートなどで家を覆い、いよいよ外壁の清曹ニ塗装の準備を行う作業となる。
blue decoのコンセプトカラーは紺と白なのだが、元々僕の拘りの"紺色"を出すのに最初苦労した。一口に紺色と言っても色々と色調や明るさが微妙に違うわけだが、blue decoに用いている紺色のペンキは、特注で混ぜて作って貰った色だった。今回も塗装をし直すにあたって、前回と同じ調合で同じ紺色を混ぜ合わせて作って貰う必要があった為、この点は業者に対して明確に指示をした。結果、納得のいく"紺度合い"になって大変に満足している。
今回、外壁とあわせて屋根に特殊な塗料を塗って貰った。日進産業社が提供する「ガイナ」という断熱性が高い特殊塗料で、JAXA (日本宇宙航空研究開発機構)が開発した耐熱技術を元に開発された塗料で様々な新聞・雑誌記事でも取り上げられている。
JAXAでは、ロケットの先端部分などに塗ることでロケットの耐久性、断熱性を高めるのに役立っている特殊技術。これは今市販されており、住宅の屋根に塗ることで、屋根自体の劣化を和らげ、また太陽からの直射日光による熱をうまく均等に散らす性質を持っており、これにより屋根からの熱が家の中に伝わりにくくなる。つまり、これを屋根に塗るだけで、夏は家の中が涼しめになり、冬は均等に熱が伝わることで家中、適正な温度を長く保てるようになるということらしい。blue decoは特に2階のリビングは窓が多く、直射日光が入りやすい上に熱がなかなか逃げない為、締め切った家に昼間帰ると、まさに温室状態になっていて最悪であった。
今年の夏はまた暑くなるらしいが、このガイナを塗った効果がどこまで出るのか、期待したい。
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