毎年、この9月末~10月になると、街のどこからともなくキンモクセイの香りが漂ってくる。昨年は9月中旬で、例年よりも2週間早かったのだが、今年は10月1日になったとたん、かなり香りだしたような気がするので、今年はまさに例年並みと言えるのだろう。
きなこと早朝の散歩に出かけると、いたるところでキンモクセイの香りが漂ってくる。僕はこの季節を毎年密かに楽しみにしているのだ。思いっきり香りを吸い込むと、心身共になんだかリフレッシュ出来たような気がする。そして、キンモクセイの香りと共に、気候も一気に涼しくなって行くので、自然の力と植物のエコシステムは凄い。
キンモクセイの香りを嗅ぐと秋の到来を感じるし、何故だかキンモクセイの香りは、今になっても小学生の頃を思い起こさせるから不思議だ。たぶん、キンモクセイの木は田舎(郊外)の方が都心よりも多く植えられているのではないかと思うし、特に僕の地元の田園都市線青葉区エリアは、昔からキンモクセイの木が多かったのかもしれない。恐らくいつも通学中、無意識にキンモクセイの香りを嗅ぎ続けていた結果、僕のメモリーにしっかりと刻まれたのだろう。
この秋の風物詩であるキンモクセイだが、意外にも香る期間は短いので、今年もこれから数週間は思いっきり香りを満喫したい。