毎年お約束となっている話題だが、やっぱり町にキンモクセイの香りが漂い出すと、“いよいよ秋だなあ~”と感じる。今年は昨日くらいから、実家の庭にあるキンモクセイの木から香りが漂い出した。
昔は、キンモクセイの香りと言えば、トイレの芳香剤みたいで、子供の頃は特別好きでは無かったが、でも子供の頃から秋に嗅いでいるせいか、今でもキンモクセイの香りを嗅ぐと、何だか懐かしくなるし、いつしか好きな香りになっていたように思う。今はむしろトイレの芳香剤にキンモクセイを使うことの方が珍しいのではないかと思う。
地域差はあると思うものの、今年実家では10月13日に香り出したわけだが、実は昨年は10月15日にキンモクセイについてブログで取り上げているので、実は昨年とタイミングが変わっていないということだ。今年は夏が長かったので、キンモクセイが香り出すのも遅い印象があったのだが、同じく暑かった昨年とは殆ど変わっていなかったというわけだ。
しかし、更に自分のブログを遡って調べると、2022年はキンモクセイが香り出したのが10月1日、2021年は9月13日だった。つまり、年々キンモクセイの咲くタイミングは遅くなっているのは間違いなさそう。昔はやはり9月中旬くらいから香り出した印象が強かったので、昨今、夏の季節がどんどん長くなっている中で、キンモクセイが咲くタイミングもどんどん遅れてきているのは間違いなさそうである。
春の桜同様、毎年秋の季節感を確認する大事なツールとなっているキンモクセイだが、ここ数年のトレンドを見ただけで、如何に地球で温暖化が進んでいるかということまで実感してしまう、そんなキンモクセイの季節となった。