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ファッション業界の友人 in ミラノ編

僕はファッション業界に3名の知人がいるが、2人はかなり前のブログでも紹介したNYにいるメンズファッションブランド、ベッカム似のイケメン弁護士&デザイナーのDuncan Quinn、そして元Ralph Laurenの右腕としてレディースラインをデザイン、その後独立したMaggie Norrisだが、残るもう1人の友人は、ミラノでレディースウェアをデザインしているSiri Willochである。ひょんな事から、NYにいる時期に共通の友人から紹介して貰いSiriに知り合ったのだが、彼女はミラノを本拠に現在活躍中。元々ノルウェーのOsloが故郷で最も長く過ごしているが、NYやLondonにも滞在しており、5年前からミラノでコレクションをショールームで展開しており、4ヶ国語を話すことが出来る国際人である。ノルウェー人ながら、韓国人の血が入っていることから見た目にはアジア人で、一見日本人的でもある。基本的に日本語はしゃべれないが、過去に何度も日本を訪れ、日本のシンプルなミニマリズムデザインやライフスタイルに共感するという、相当な”日本好き”でもある。彼女のブランド名は「Cherry Blossom Scandinavia」というが、これも日本の「桜」から名付けられているのだ。

今回、空港に向かうまでの数時間で、Siriのコレクションが展示されているミラノ市内のショールームに彼女を訪ねた。このショールームには約10名の若手デザイナーが自分のコレクションを展示するショーケースとして使っているもので、Siriのコレクションもここにある。バイヤーなどがこのショールームを訪れ、纏めて買い付けていくのである。Siriもまだ若手デザイナーだが、いつかは自分のブランドの店をミラノと地元のノルウェー/Osloで開きたいという夢を持っているし、いずれは大好きな日本進出もぜひ果たしたいと、目を輝かせながら話してくれた。

Siriのコレクションは、どの服にもOslo,London,New York,Paris,Moscow,Tokyo,Seoul, Copenhagenなど、世界都市が名前として付いている点が面白い。デザイン的にユニークなものもあるが、シンプルなナイトドレスやカジュアルウェアも多く、ラインアップは幅広くて魅力的だ。もちろん、生産はミラノの地元工場に委託しているので、”Made in Italy”なのである。コートなどはやや高いものもあるが、通常のドレスやカジュアルウェアは200-500ユーロの範囲のものが殆どであり、そんなに特別高過ぎないと言った印象。

いつか彼女が日本進出をするような時期が来たら、ぜひ何らかの形でお手伝いしたいものだ。それにしても、ミラノにSiri、NYにDuncanとMaggie、そしてファッション業界では無いが、これも以前のブログに書いた産業デザインの分野の若手デザイナーで、スイスのチューリッヒに本拠を置くJennifer Flumeも加えると、NY時代から着実に世界にクリエイター/デザイナー人脈が増えて来たことが実に嬉しい。
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