タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

冷たい両親

2019-12-03 | 映画
ロケットマン Rocketman

ボヘミアンラプソディにああも感動したワタシ、
「有名だし、ヒット曲は一杯あるし、好きな歌もあるのに」
なのに、この鑑賞後のやや平坦な気持ち。

1947年(昭和22年生まれ)~今も健在で、エイズにも罹らず、過食症、買い物,酒、薬物依存からも更生し、
代理母から授かった息子(現在9歳?)の育児なんてやってるらしい、
幸せでなにより。

スーパースター、芸術家、天才は普通の人以上の苦難がないと、何だか不公平、
とは思わないけど、この映画に関して言うと、
うーーーーん どんなコトバで言い表したらいいのだろう。再生ドラマかな。
一言でくくっては申し訳ない。

彼が好む衣装のように(宝石をちりばめたり、1億円もかけることがあったそうな、負けた?幸っちゃん。)
この世のものじゃない、幻想的な表現が多いせいかとも思った。
派手な鶏の衣装、あれは見慣れるとなかなかカッコいい(笑
クレジットに映る、実際の映像と並んでもどちらもなかなかいい。

孤独な子供時代、自分の子どもを愛さない親なんて、人として異常なんだ。
冷淡な親、恋人兼マネージャーも失礼極まりない。
いろいろかわいそうな状況からの美しい音楽や、ショービジネスへのエネルギーと昇華したんだろうか。


わからない映画に出会うと、いつも町田智浩さんの映画解説を読んで、ふむふむ、なるほどねえ、などと決着をつけている。
この映画も、ネットラジオのサイトを読んだ。
高評価をしてみえる。次に「ボーイ・ジョージ」の映画が製作決定だそうだ(なぜかちょと笑った。すまん)


町田さんがおっしゃるに、のび太くんみたいな外見の人が世界トップのミュージシャンになった。
なるほど、そこか。
フレディは出っ歯だけだけど、エルトンは小太りで頭も薄い、なんだかロックじゃない体型。
ファッションは奇天烈、奇抜以外に意見はない。
上手な音楽芸人みたい(ビージーフォーとか?)それも失礼すぎる、年商8700万ドルも稼いでいたそうだ(映画のセリフ)
いやいやそんなことで、と思いたいけど、私は「オペラ座の怪人」も全然ノれなかった、
感動を妨げるほどの「ルックス」・・あると思う。



エルトン・ジョンと、バーニー・トーピン
天才音楽家と天才作詞家の映画でいいらしい。
お互い無二のパートナーだけど、恋愛には至らない二人。
阿久悠と都倉俊一とかか?(違うと思う 他にいたような気がする)
筒美京平と松本隆か?すいません、ふざけてますわ。



ヒット曲が時間軸に無関係、これはミュージカル映画だからそこはこだわらない方が楽しめる・・だそうだ(町田さん弁)。

エルトン役のタロン・エジャトンの歌の上手いこと。
あの「sing」のゴリラの歌「I'm Still Standing」も彼だとは(レンタルして複数回見たのに、┐(´д`)┌)
わざわざ肥って?挑んだのかと思われる。

11歳で国立音楽学院に入学、一度聞いただけでどんな曲もピアノ演奏できたそうだ、天才でいいと思う。
17歳でバンド結成、
1970年(昭和45年)2枚目のアルバム「僕の歌は君の歌」でブレイク。
1990年(43歳)あらゆる依存症治癒のため更生施設へ入居。
映画の中ではモップで廊下の掃除をしている。


またレンタルして見てみよう、もう一回鑑賞じゃ全然、ダメなお年頃になってしまった。
(哀)

ロケットマンの曲、。。。思ってたのと違う、
少し悲しい。
Youtubeで聞きなおした。ロケットマンの仕事は哀しいって曲だった。
ショービジネス、人を楽しませる仕事も大変だって比喩?


私が一番好きな曲
タイニーダンサー、なんとこの映画の番宣か?二人で共演してる!
しかもピアノはYAMAHA(映画中のピアノ、二度YAMAHAだった)
こちらがエルトン
映画「あの頃ペニー・レインと」も大好き。

「ムーランルージュ」のユアンマクレガーの「your song」
エルトンの若いころ、顔が細い
Elton John - I'm Still Standing
本人のビデオクリップ、わざわざそっくりに映画用に作ったんだね。

yuutubeで見たハリウッドでのライブ(映画と生演奏?)で観客がスクリーンに実によく声をかける、
「よく言ったエルトン」とかまるで「いよっ!オモダカヤっ」みたいな。
それを見ていて、突如、泣けてきた。
見てから随分時間がかかったわ、自分。


追記、
正月にレンタルで見た。
見る度に良い、最初に「良い」と思わなかったのは私の感性の貧しさなんだと思う。
ただエルトン・ジョン知らない人、70年代を知らない人は私同様、「???」が浮かぶと思う。
これは「人の再生」「生きのびた人(サバイバー)」の映画でいいんだろうと。
天才故に短命だった人のドラマを見過ぎたせいかも。




監督
デクスター・フレッチャー
(泣く子も黙るボヘミアンラプソディの監督に、ブライアン・シンガーと並んで記載されてる、後任、総指揮らしい)

脚本
リー・ホール(英語版)

製作
アダム・ボーリング
デヴィッド・ファーニッシュ
デヴィッド・リード
マシュー・ヴォーン

製作総指揮
マイケル・グレイシー(英語版)
エルトン・ジョン
ブライアン・オリヴァー
クラウディア・ヴォーン
スティーヴ・ハミルトン・ショウ

出演者
タロン・エジャトン
ジェイミー・ベル
リチャード・マッデン
ブライス・ダラス・ハワード

音楽
マシュー・マージェソン(英語版)

撮影
ジョージ・リッチモンド(英語版)

編集
クリス・ディケンズ

製作会社
ニュー・リパブリック・ピクチャーズ
マーヴ・フィルムズ(英語版)
ロケット・ピクチャーズ(英語版)

配給
パラマウント映画
東和ピクチャーズ

公開
イギリス2019年5月24日
アメリカ2019年5月31日
日本  2019年8月23日

上映時間
121分

製作国
イギリス
アメリカ合衆国

言語 英語



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