タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

多すぎる!

2022-08-28 | TV
土曜の夜
BS民放、7時からほぼ同じ時間帯に映画、演劇が並んでいた。

男はつらいよ「寅次郎の縁談」
二兎社「こんばんは父さん」
ミッションインポッシブル2
刑事ジョンブック 目撃者


結局 頭からちゃんと見たのは
演劇 二兎社「こんばんは父さん」2012年くらいの上演
佐々木蔵之介 平幹二郎 溝端淳平
「父帰る」の現代版でいいのかな。

経済破綻で文無しの息子、以前は羽振りの良かった会社社長で今は闇金融に追われている父親との再会。
あまりに暗い話でこれで最後に光は見えるのだろうか、恐る恐る見続けていた。

演劇ってすごいなあ、これまで見た本数は少ないけど、毎回思う。
セットは電気のない廃工場の一室 金属の廃材 ロフトのような二階 小さな机を挟んで椅子二つ。そして会話と少ない所作。
文無しの男たちからなんとか金品を見つけ出そうとする、闇金融の若い取立人(溝端淳平)の3人で、親子の30年?くらいが語られ、思い出がイメージされる。

法制整備のおかげで「自己破産」で命は救え、闇金融の不法な取り立ては禁止となったが、
命は取られなくなったが、ネットの貸金、闇サイトには
「犯罪者になりますが」の求人は盛んらしい現実を案じてしまった。




そして適当に回していたらフランス語のモノクロの映画 
「大いなる幻影」
なんと放送大学のフランス語授業の一環?
最後にフランス語教授による解説

この映画の何が驚いたかって、
戦前映画(1912年作品)

戦争捕虜(フランス兵)の扱いの丁重なこと。
演芸大会のために「貸衣装」まで用意される(笑)
独房の男のためにハーモニカやたばこをそっと置くドイツ人看守。
それでも脱走を繰り返しては捕まり、遠くの収容所に送られる。

脱走って「大脱走」とか「ショーシャンクの空に」とか、手法は同じなのね。

大いなる幻影
La Grande Illusion
Grand-Illusion-1937.jpg
監督
ジャン・ルノワール(画家オーギュスト・ルノワールの次男ね)


脚本
シャルル・スパーク
ジャン・ルノワール

製作
アルベルト・ピンコヴィッチ(クレジットなし)
フランク・ロルメール(クレジットなし)

出演者
ジャン・ギャバン
ディタ・パルロ
ピエール・フレネー
エリッヒ・フォン・シュトロハイム(サンセット大通りの執事だった人ね)

音楽 ジョゼフ・コズマ
撮影 クリスチャン・マトラ
編集
マルト・ユゲ
マルグリット・ルノワール

配給 フランスRAC
日本 三映社
公開 フランス 1937年6月8日
日本 1949年5月21日
上映時間 114分
製作国 フランス
言語
フランス語
ドイツ語

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