『おとなのけんか』(原題: Carnage)
監督 ロマン・ポランスキー いろんな仕事するんだ。
子どものけんか(怪我を負わせた)をなんとか冷静に解決しようと、
弁護士、作家、そこそこ知性のある両親4人が顔を合わせ、
どう解決するのが一番よいかを論ずるのだけど、
正直 つまんない。
喜劇じゃない。
子どものけんかを話し合う親くらい醜いものはない。
自分の子どもは悪くない。そして親の自分はもちろん絶対悪くない、の応酬。
会話のシーンだけ、演劇ね。場所もリビングと洗面所、公園。
豪華な配役 4人の台詞だけでドラマが進む。
劇団ブーム以降の日本の小劇団のほうがもうちょ上手なシナリオを書くと思うよ。
大津の事件は見事なほどの我が子かわいさ、他人がどうなろうが知ったこっちゃない。どのみち少年法が守ってくれる、生き残ったほうが勝ち。
奇麗事すら言わない加害者たちの親たち。
これでまた少子化を加速させた。大罪だと思うよ。
2011年のフランス・ドイツ・ポーランド・スペイン合作のコメディ映画。ヤスミナ・レザによる戯曲『大人は、かく戦えり』(Le Dieu du carnage) に基づき、レザ自身とロマン・ポランスキーが脚本を書き、を務めた。ちなみに原題の"Carnage"とは虐殺の意。
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