朴（父）政権下

シルミド

1968年4月　青瓦台の朴（クネパパ）暗殺をもくろんだ北朝鮮に報復するために、
金日成の首をとることを目的とした、秘密裏に養成された秘密部隊の末路。


実話は高給で集められた一般人を仁川近くの無人島で２年くらい訓練させたらしいけど、
映画では極悪犯の死刑囚を集めて凄腕戦隊に仕上げ、その後、自分たちの無念を晴らすために、
政府に直訴しようと・・・・


北朝鮮もやることが「漫画」じみているけど、それでもミサイルを作ってしまうから困ったもんで、
韓国も「報復」で３０名もの精鋭暗殺部隊を育成・・・やること、そっくりじゃん

これが実話だから、どこまでも恐ろしい。

映画は精鋭部隊の主要人物の顔の区別がついて、よろしい。

仁川からソウルに向かうバスがいくら昭和の戦前な造りとて、力づくで窓枠を壊したりできるような木製ぢゃねーし・・

韓国映画で特に対北関連作品（シュリ　JSA　シークレット・ミッション）は、隙間隙間にほのぼのや、涙を挿入しつつ、絶望や残酷に突入させるのが実に上手い。
北の刈り上げがこの先も続けるようなら、この手の作品はまだまだ量産されるかも。





出演: ソル・ギョング, アン・ソンギ, チョン・ジェヨン
監督: カン・ウソク
135 分