タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

湿度50以下なら

2019-09-16 | 
「騎士団長殺し」 村上春樹著
手元にきてから随分日にちが経っていた。ちっとも涼しくならないから。
セルフの喫茶店で読書できるような体質じゃない。

気温は高いけど、湿度が50%を切ったくらいの夜が二日続き、そこで読んだ。
こんなに早く読み切っては、もったいなかった。
途中で読み止れなかった、2はもう一回読み直そうっと。

どこかの宣伝文をいい加減に読んでいたせいで、
「1Q84」とは関係ねーじゃん。
それから7年後の本って意味だった。


村上春樹の本は,読みながら少し憂鬱になる。時々自分も傷ついてることがある。
何かを探しに行くことで何かを失う。それもとても大事な何かを。

今回は失なってない、たぶん。
大事な日本画(日本の芸術史に残るレベルの)が一枚。
別れた妻の浮気相手の結婚がダメになるくらい(笑
だけどその浮気相手はイケメンで仕事ができ、人柄が良い。
すぐ次が見つからないわけがないような男だから同情もない。

つらい環境に陥っても、少ない人脈なのに、すごく恵まれていて、
家が借りられ、ちょっとした仕事、恋人(セックスの伴う)にも不自由しない。

今回も離婚あり(苦笑
時代の濁流にのみ込まれた人たちの悲しみ
怪奇現象

胸の成長が悩みの美しい少女(鋭い洞察力 感受性 高い知性がある)
美しい伯母、人妻の恋人 生活力のある妻
経済力のある友人 隣人

ま、読みだしたら止まらないから、秋の夜長にどーぞ。

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