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タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

ずっと戦後

2011-07-02 | 
「サラの鍵」

これはノンフィクションじゃなくて「小説」であるけれど、扱いはたぶん「史実の裏打ちが証明」
ということになるのだろうか。

「アンネの日記」の洗礼を受けているし、世界金融を金牛耳る「大手投機筋」がやっている金余りによる必需品価格の高騰(さっき レギュラー147/リッター)、「パレスチナ問題」が長期化しているせいか、
冷ややかに「またユダヤ・・」と思ってしまう自分がいる。


強制収容所でなくなった人の数 600万人~数万人 
たとえ少ない数のほうが正しいとしても、
徹底的に執拗に長期に亘っての「ユダヤ人の絶滅」システムを作り上げたナチス政権

ガス室の存在を否定する意見があるらしいけれど、戦後はそれを言えないシステムが出来上がっていると書かれている本もある。

だから「ナチスによるユダヤ人」映画や出版物が多いのだと。

そんなことをひっくるめても、10歳の少女の「命」のドラマとして、絶望の中でも「何とかしなくちゃ」という強い意志、食べる物もなくひたすら歩き逃げる。(脱出劇、助けてくれた農家の老夫婦の尽力)
途中で止められず、夜を明かして読んでしまった。

映画にするしかないストーリーだと思ったら、すでに クリスティン・スコット・トーマス主演で公開済みだった。

ナチス側からの映画「愛を読む人」は良かった。
戦争なんてのは始めた奴の外はその戦いの意味さえよく知らないのだ。




日本だって沖縄の集団自決
シベリア抑留、ロシア兵による収容所での人権無視 虐待
アメリカでの日系人の強制収容

同じように資産やかけがえのない家族を失っている。


3.11 
震災の後、私は前よりも「他人の不幸」を考える人間になれてないだろうか。

人の不幸を知ったとき、「自分の身に起きたら」ほんのわずかでも想像力を働かせることが不幸を免れた者に課せられた義務じゃないだろうか。


困ったとき、苦しい時には一番に「助けて」を叫ばなくてはならない。

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