niobin

鉄と戯れる日々のことば

形跡

2021-09-06 | さくひん
「形跡」Ⅴ Ⅵ






小さな鉄板から始まったシリーズ

鉄の地下時代の記憶を辿る
私の細胞と鉄の粒子との対話

いのちを持てたことで、
更に地のエネルギーを足から感じ全身に取り入れ、腕に響き打った作品になりました。

作品制作、展示会は私にとって鉄を扱わせて頂く事に対しての鎮魂祭や感謝の意があります。
火を扱う者としては吹子祭の意

地と天と繋がってゆけるよう、自分の身体も慈しみ鉄に向き合う体力を維持してゆきたいと強く思います。

展示会はいつも緊張してしまい、
ああ、怖いな何故やると言ったのかなと毎回後悔したりもします。
頑張って在廊して作品を言葉にしていくことで、また鉄や大地への観念が深まり、人との対話がまるでアンビルで鉄を叩く事と同じように響き渡る瞬間があります。
音を奏で、倍音の瞬間。
また頑張れる!と思うのです。

今回、名古屋での発表が始まり、緊急事態宣言下ではありますが、新たな出会い、続きの関係、そして家族に支えられながら開催出来た事に感謝しこれからも制作に向き合っていきたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作品「形跡」について 2015.11/24 記

2015-11-24 | さくひん
今 立っているところを確かめるように旅をする

きっと続きは動かないと見えない。


「形跡」2014


「形跡」という作品は
その鉄がどんな記憶を持っているかを探る自分との対話の作。
火を一切使わず、体とハンマーで叩きつづける。
共鳴と振動を感じられる時間は1日に数時間。
自分の鼓動も早まり、叩いた鉄は摩擦でほんの少し暖かくなる。


「形跡」2015

最終形がどうなるかを想定はしていない。
ただ、語りつくすのみ。
ただ一つ心にとめておくのは、自分の皮膚の裏表を意識し、鉄が叩いた時、伸ばした時の粒子の動きを見ること。

地下どのくらいにいた、鉱物なのか、どこのいのちの記憶を持っているか。対話する。
地層をみるように、生きてきた場所をみるように。
悲しい殺戮があったかもしれない、新しい喜びを持って生まれてきたかもしれない・・・。

きっと、いろんな命の記憶を循環してもっている。

ただ、そこに漂いいたものもある。

私たちはたまたま今、「人」といういきものに生まれているだけ。

同じような記憶を持つ人のもとに行くのだと思う。その人と出会うまで、「形跡」の旅は続く。


「樹」になりたい

そう思って生きる

地に廻る生命になっていたい


体が叫ぶから そうする

なぜこれほど鉄の粒子と血を交えたいのか 


ひとからどんどん離れていってる感

もっとも、幼いころに戻って行ってる感

沢山の「形跡」との対話をまた続けていきます。
今の世界と対話する私の方法。

また新しい鑑賞の法も考えています。

(日本の鉄は鉄鉱石を、中国・オーストラリア・ブラジルなどからの輸入に頼っておりその後、製鉄所で精錬され市場に出回っています。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地への浸透を想ふ「現在地」終了しました

2015-07-14 | さくひん
GALLERY494企画 参加

「地への浸透を想ふ」展 第二部「現在地」が終了しました。
梅雨冷の中・・急激な猛暑の中、たくさんのお客様本当にありがとうございました。

ご一緒させていただいた、
陶作家 安次富久美子さん 
絵画 小川正宏さん
そして、舞踏 菊地びよさん
に心からお礼を申し上げたいです。

夢はかなうのです。本当に刺激のあるありがたい1週間を送りました。







深海へ


種についてⅡ


さらに地へ延びるもの


イデア


KEY


小川さんの林檎

大蒜(にんにく)


安次富さんgift



雨の中の菊地びよソロパフォーマンス




晴れの夜 ナイトスキップ





有り難うございました!引き続き頑張ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

て が か り

2013-01-26 | さくひん
滋賀県のギャラリー唐橋にて2月10日まで行われている「はつもの展」に出展しております。







いくつも創ることになった 昨年からの作品  ヘッド



いろんなところから手にとった素材で 



一つ一つ 息をふきかけて


出来たらもちろんなでなでします


個性が出て  愛おしい



そして 旅立つ






こちらも昨年から・・・ 「ドア」

中に仕掛けがあるもの ないもの


背中が頼もしい  「ドア」

住まわせる  「ちいさいひと」 もございます





道をかざす


「街灯」




そして・・・

新シリーズになる


「Key」   て  が  か  り


錆絵です。


故意的な錆と自然に出たものの融合での絵


ここに・・


てがかりを求めています 


気づくことがたくさんあります


いろんなものが見えて、 毎日違った感じに見える。



この素材が   どこから来たか


となりにはどんな石がいたのでしょうか


誰の手により掘られて・・


どんな熱で溶かされ・・


想像は果てしない


宇宙




自分をも包み込むような大きさの「錆絵」にいつか挑戦したいです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

  →truth man 

2012-09-25 | さくひん
 →truth man   


すべての 続きと   はじまりのために





じぶんの   ために

あるひとの  ために  



これを創った日


からっからに   なった


全部   出  

ほんとはからだがもっと長いんです。

写真に写りずらいので

実物は  初台Zaroff にしばらくあります。  

屋外展示なので、24時間見れます。

よろしくおねがいいたします。

まだ3カ月ありますが・・・今年の私全てが 出たのではないかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする