niobin

鉄と戯れる日々のことば

台風を感じながら改めて

2018-07-28 | 日記
今回の個展のDMに頂いた、GalleryBar Kajimaオーナー加島 牧史さんの言葉を改めてご紹介します。
「人と出会うということは、思えばなんと不思議なことだろう。今年の禅の勉強会に丹尾さんが参加してくれた。その場で、今まで知らなかった丹尾敏に出会うことが出来た。
直感ではあれっと思うことがあり、その実像はしばらく顕われてこない。しかしその直感の流れに従うと、その姿がだんだん見えて来る。そこには自分の思い込みが外れ、もうひとつ裸の姿が見えて来る。その出会いは、私の中の自己との出会いでもある。すると不思議な温かい血の流れが腹の底から流れてくるのを感じ始める。人との出会いはこの不思議と共にある。丹尾敏の作品と出会うことはこの不思議さとともにあった。」(加島 牧史)

3週間の個展 1週目が間も無く過ぎます。
加島さんの言葉を改めて読み返して、そのように作品を感じてくださってることありがたいです。
自分が生み出したモノ達が自分から離れ 見てくれる方の身体に染みていく、見た人の事柄に変わっていくのは本当にありがたく嬉しいです。
自分の事は人の中にもある事だし、逆もあっていろいろチクチクお話したい、そんな気持ち。
私自身も毎日いろいろな方とお話し出来て、改めて知る自分がいます。

会場ですっかり私の元から離れて、作品達が勝手に対話してくれるように思います。
今回、ずっと活動を見てくれてる方も柔らかな感じを受けてくださっていて、私自身もなんだか脱力しているのは、もちろん東京から常滑へ制作環境が変わったことがまず大きくありました。だんだんと結界を張らない毎日を送れてきて、
1年経つタイミングで能登のお寺に伺えた事で、少しホームシックな自己と更に向き合い、沢山の人の中で自分を見る、客観性の自覚を得たい時間があったから、なのかな、、、と思いました。
「人とことば」について
今日は台風の雨音を聞きながらウトウト思うのでした。
日常の食べたり飲んだりできる場所で作品をゆっくり見ていただけることでうまれることばたち、ありがたいです。とても大事。
自分のなかのあなた、あなたの中の私

在廊毎日したいけど、少しゆっくりペースも考えるかも。またご案内します。

また月曜日からよろしくお願いします。

*ちなみに銀座のバーというと皆さん敷居が高い!という方もいらっしゃいますが、ギャラリースペースが広くあり、夕方まではカフェになっていてお子様連れでも安心安全です

丹尾 敏 展 鉄
2018.7.23(月)〜8.10(金)日祭日休み
14時〜24時(最終日搬出の為23時くらいまで)

GalleryBar Kajima
東京都中央区銀座7-2-20
03-3574-8720
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7/28台風のご機嫌しだいで

2018-07-28 | おしらせ
明日7/28(土)展示会場は開いているかとはおもいますが、台風直撃の為、様子見て自宅待機になるかもしれません。
皆様、無理のないようになさってくださいませ。お電話でご確認ください。
全日在廊予定でしたが、2週目ちょっと中抜けするかもしれません、ずっと居たいのと、ちょっと見守りたいのと。ウロウロ。
丹尾 敏 展 鉄
〜8.10(金)日祭日休み
14時〜24時最終日は23時くらいまで
GalleryBar Kajima
東京都中央区銀座7-2-20
03-3574-8720
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2018-07-27 | 日記

丹尾 敏 展 鉄
2018.7.23(月)〜8.10(金)日祭日休み
14時〜24時(8/10最終日搬出の為23時にはギャラリー搬出はじめます)

GalleryBar Kajima
東京都中央区銀座7-2-20
03-3574-8720
gbkajima.jimdo.com

今回長田弘さんの詩よりテーマを得ました。
「洞のある木」
洞のある木を、いまは見なくなった。大きな老木の幹に開いた穴が、洞だ。ひとの身体がそのなかにすっぽり入るほどに大きな木の穴。
子どものころ、山裾の古い神社の森に入り込んで、大きな洞のある木を見つけて、一人でなんどもその洞の木の許に行った。老木の洞はどこか別の世界への秘密の入り口のようだった。
森はいつも生き生きとしていて湿った匂いがしたが、洞のなかは遠い時間の乾いた匂いがした。そこにいると、とても親しい何者かにそのままじっと抱かれているような感覚を覚えた。
木の洞のなかの、静まり帰った時の痕跡が、じぶんの胸の洞のなかに、音のしない音のように残っている。
木の洞の裂け目には、ときどき小石が積まれていた。
人は小石にくるしみを託し、くるしみを木に預ける。
洞のある木は人のくるしみを預かる木なのだと、わたしは信じている。いまも。
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2018年個展があります

2018-07-01 | おしらせ
2018年の真夏 個展のお知らせです

大切な廻る場所GalleryBar Kajimaにて





1つの命を生きている

生きつづけ人となり、

更にはどんどんと人から離れて
むやみに不都合も引っ付けながら
土を求め

また 人を求め 絡めあい 紡ぎあい

ただ1つの命を生きて行く

丹尾 敏 展 鉄
2018.7.23(月)〜8.10(金)日祭日休み
14時〜24時(最終日搬出の為作品は23時には搬出始めます。)


GalleryBar Kajima
東京都中央区銀座7-2-20
03-3574-8720
gbkajima.jimdo.com

オーナー加島牧史さんの言葉にある、「温かい血の流れが腹の底から流れてくる」
まさにKajimaにいくと私もいつもその感覚を味わいます。
そしてその為に場に足を運びます。
「ただいま!」の気持ち
大袈裟ではなく
生きてきてよかった と思える場所で更に出会える人たちと 3週間も場を共有できるこが本当にありがたいです。
よろしくお願いします。
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