niobin

鉄と戯れる日々のことば

トロールの森2023

2023-10-29 | 日記
今年は公園を飛び出して
西荻窪駅前に作品を展示します

難しい場での展示になります
様々と是非があるかとおもいますが
よろしくお願いします

2011年のインスタレーション作品から
現在に至るまで小作品も2点予定です

「過ぎ去らない時」

誰でも幼い時代があった

続きの話、何度も話すこと

足が地面についてない日々の奇跡

日常と美術

街の変化 

選ぶという事












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2020あけましておめでとうございます

2020-01-02 | 日記
2020年1月2日
あけましておめでとうございます。

自分以外に守るものが増えた年。
体を大切に生きること、命に満たされた1年でした。
昨年11月末、銀座奥野ビルgallerìa laさんで開催しました個展「日々手紙」鉄
お越しくださいました皆様、気にかけてくださいました皆様ありがとうございました。
再会のお客様と初めてのお客様と、沢山お話しさせて頂きました。



広い空中庭園のような空間での個を見つめる時間、ありがたかったです。
常滑に越して3年目を迎える今年。日々のやりとりが生活を通して呼吸するように鉄を触れ制作出来る日が少しづつ増えました。
展示会をゆっくり振り返ってゆきます。

「野良」 北海道へ行きました

形跡Ⅵ

ハスの種

宝箱 あおころりん

風たより

balance 

美しいもの

美しいもの

今年も11月に神楽坂にて個展を予定しています。またお目にかかれますように。

本年も宜しくお願い致します。

海のそば 空の下 土の上より
2020.niobin

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風の音、はじまりの毎日

2019-02-04 | 日記
常滑に来て、2回目の冬を過ごしている。

美しく凪の海まで歩いて10分程。
鈴鹿からの風が強い日は、体感温度がとても下がる。

家は縦長の敷地で、母屋と陶芸工房を抜けて、少し広めの庭を挟み、入り口から一番遠い海側に私の工房がある。

風ぬける家、と言ったら気持ちがよいけど、台風と冬の空っ風は、せっかく家族で直した家周りのトタンを剥がすんじゃないかとドキドキする。
そんな日は海苔の養殖ができるくらいの凪海も、少し荒れている。
しかし、葉を揺らす風の音や、少しドキドキさせるコウコウと鳴る風の音や遠くの電車の音はなんとも安らぐ時間を与えてくれる。

家から1分でローカルの駅。
10分先には空港、直ぐ近くにはインター。
いつでも何処へもいけそうなこの場所が、何処へも行かなくても色々な場所への旅を想像させる。
旅の実際は、神社を巡ったり、昔の方の暮らしを見れる場所へ行ったりしている。
美術館へ行くより、私にとって体や血へ染み入るのが、こうした旅。
そして毎日違う気持ちになれる、近所の散歩。
海風に吹かれること。
日々の土からの食を考えること。
それが、山への興味、海への興味になる。
旅に出ようと思うといつも、人が文明の発達に寄り添った、炭鉱場や鉱山銅山の事を思い、自分の今の仕事と結び、、湯治場の興味を沸かせてゆく。
足元や地を固めたり水脈や鉄脈を探していく、もしくは最期の自分の体の分解を考えていきたいのが私の幼少時代からの生き方で、それは今も変わらない。
ここ6-7年、東京時代から展示会や鍛冶屋の納品なんかで各地へ出向いている。
その旅すがらや、節目節目で様々な湯治場へ立ち寄り、時代が残してきた人々の地層のようなものに触れている。


2019年、平成最後の冬もいよいよ立春を迎えた。

先日、真冬の白骨温泉の雪を踏み、お腹いっぱいに凛とした山の冷たい空気を吸い込んだ時、小学生の時読書感想文で出会った「愛 、深き淵より。」の著者、星野富弘さんを思い出した。
その頃、何冊も星野さんの絵と詩の作品を読み、憧れていた大きな木と共に私の原点になっていった。

体育教師だった星野さんは、ある日、仕事(クラブ活動の指導)中の墜落事故で頸髄を損傷、手足の自由を失う。それから、口に筆を加えて絵や詩をかいている。

人より疑問が多すぎて前に進めなかったり、いじめにあっていたり、家族になじめない小学生の私を支えてくれた2つの詩を。





人は歳を重ねていく。植物が根を張り大きくなっていくのと同じ。その根からどうやって、どういった養分を吸収していくかは、自分次第。
[水脈.丹尾敏]
今再び、星野さんの絵と文字に触れたいと思う。
絵や彫刻を始めるずっと前に、私は詩を書き自分のこと、地球のことにチクチクと触れ、自己対話を繰り返し、今まで生きてこれていた。

ゆっくりじっくり自分の
のろまな時間を過ごせるこの場所に住めて本当に良かった。
早くて振り回されることに気づけない東京時代18年を経たからこそ。
いや、気づいてからの10年は良いこともあったけども、耐える事が多かった。
たまに、東京へ行くと、もう馴染めない本当の自分に気づく。
[美しいもの.丹尾敏]
不惑の歳を迎え、常滑の海風を感じながら。
二匹の愛猫と家族と共に。



2019.2.4niobin


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2018個展を終えて

2018-08-27 | 日記

2018年夏 銀座コリドー街にあるGallery Bar Kajimaにて、三週間に渡り個展をさせていただきました。
いらしていただいた方、気にかけてくださった方本当にありがとうござました。

期間中、夏風邪を引き最終日までずっと調子が悪かったのですが、常滑に戻りお盆を過ごし、ゆっくり休みながら少しづつ仕事を再開。

一瞬秋の風が吹いたようでしたが、残暑盛り返してきました。ちょっと体がついていきません。

山鳩が鳴き、笹が触れ、虫が飛び、風向きが変わっていく。たまに電車が通り、遠くに飛行機も飛び、汽笛も聞こえる。
海を見に行ってみたり、ボンヤリ耳を澄まして、毎日を過ごしています。

18年住んでいた東京、飲み歩きもお話するのも大好きだった東京。1年離れただけ、たまに行っているし、、でも、常滑に戻りすっかり浦島太郎な気持ちです。
こんなに長く思いっきり風邪をひいたのも久しぶりです。なんだかスッキリしています。

東京、皆、元気だなあ。
人の間で生きる事のなんとパワーのいることを毎日していて、たくさんのエネルギーを私に向けてくださって、過充電ぎみになる程です。
熱もあり、お話しソゾロ気味だったこともあるかも、、すいませんです。

コリドー街にGalleryBarKajimaは本当にあったのだろか、沢山お客様きてくださって芳名帳もあるし、今展示中の作家さんもいるし、
でも、別な星か、夢の中か、私の空想の時間ではなかったのか。カゲロウのように。

私は展示会が始まると、作品を誰が作ったかわからなくなります。
お客様が見る目線で、それは既にお客様のものだと、数年前から感じました。
私は、美術というものもよくわかりません。
言葉を創り、人と出会って、お話ししたり時間を共にしていく。
その時間を頂く事だと今は思っています。

しかしそんな事が全く通用しない場ももちろんあります。

今回いろいろな場からお声がけ頂いて本当に有り難く思っております。
私は作品を作るのは時間がかかり、
展示をそんなに沢山は直ぐに出来ないので、不確かなお返事になっていますが、少々お時間を頂き、日々を生き、その場に通い積む時間も必要になります。

これからもどうぞ、よろしくお願いします。

Kajimaはエネルギー満載すぎますが、私にとって呼吸ができる場所でした。
暖かいお鍋、お塩、飴、はちみつレモン、、毎日ありがとうござました。
風邪、大変ご心配をお掛けしました。

これからも場がありますように。

巡る季節のために今日も息を吸い込みます。

ほんとうにありがとうござました。

2018.8.27丹尾 敏

※住所が定かでない方にはお葉書をお渡しできませんでした。ありがとうございました。


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8/4土曜日

2018-08-04 | 日記
美術が好きだけで集う会場ではないから、座って呑んで食べてたまに視界に作品が入ってくる。
日常の中にいてもふと夕焼けに出会うように、自分の事柄にふと触っていける存在であれれば嬉しい。
あるがままというものは何時もとても難しいけれど
瞬間の言葉や表情が生まれていく
その「今」の場がとても大切。

8/4土曜日 14時30分から在廊します。風邪っぴきの為早めに帰るかもしれません トホホ
皆様もお気をつけてお越しください。

(作品/鉄の洞/隣茎)
丹尾 敏 展 鉄
〜8.10(金)日祭日休み
14時〜24時(最終日23時位まで)
GalleryBar Kajima
東京都中央区銀座7-2-20
03-3574-8720
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