今 立っているところを確かめるように旅をする
きっと続きは動かないと見えない。
「形跡」2014
「形跡」という作品は
その鉄がどんな記憶を持っているかを探る自分との対話の作。
火を一切使わず、体とハンマーで叩きつづける。
共鳴と振動を感じられる時間は1日に数時間。
自分の鼓動も早まり、叩いた鉄は摩擦でほんの少し暖かくなる。
「形跡」2015
最終形がどうなるかを想定はしていない。
ただ、語りつくすのみ。
ただ一つ心にとめておくのは、自分の皮膚の裏表を意識し、鉄が叩いた時、伸ばした時の粒子の動きを見ること。
地下どのくらいにいた、鉱物なのか、どこのいのちの記憶を持っているか。対話する。
地層をみるように、生きてきた場所をみるように。
悲しい殺戮があったかもしれない、新しい喜びを持って生まれてきたかもしれない・・・。
きっと、いろんな命の記憶を循環してもっている。
ただ、そこに漂いいたものもある。
私たちはたまたま今、「人」といういきものに生まれているだけ。
同じような記憶を持つ人のもとに行くのだと思う。その人と出会うまで、「形跡」の旅は続く。
「樹」になりたい
そう思って生きる
地に廻る生命になっていたい
体が叫ぶから そうする
なぜこれほど鉄の粒子と血を交えたいのか
ひとからどんどん離れていってる感
もっとも、幼いころに戻って行ってる感
沢山の「形跡」との対話をまた続けていきます。
今の世界と対話する私の方法。
また新しい鑑賞の法も考えています。
(日本の鉄は鉄鉱石を、中国・オーストラリア・ブラジルなどからの輸入に頼っておりその後、製鉄所で精錬され市場に出回っています。)
きっと続きは動かないと見えない。
「形跡」2014
「形跡」という作品は
その鉄がどんな記憶を持っているかを探る自分との対話の作。
火を一切使わず、体とハンマーで叩きつづける。
共鳴と振動を感じられる時間は1日に数時間。
自分の鼓動も早まり、叩いた鉄は摩擦でほんの少し暖かくなる。
「形跡」2015
最終形がどうなるかを想定はしていない。
ただ、語りつくすのみ。
ただ一つ心にとめておくのは、自分の皮膚の裏表を意識し、鉄が叩いた時、伸ばした時の粒子の動きを見ること。
地下どのくらいにいた、鉱物なのか、どこのいのちの記憶を持っているか。対話する。
地層をみるように、生きてきた場所をみるように。
悲しい殺戮があったかもしれない、新しい喜びを持って生まれてきたかもしれない・・・。
きっと、いろんな命の記憶を循環してもっている。
ただ、そこに漂いいたものもある。
私たちはたまたま今、「人」といういきものに生まれているだけ。
同じような記憶を持つ人のもとに行くのだと思う。その人と出会うまで、「形跡」の旅は続く。
「樹」になりたい
そう思って生きる
地に廻る生命になっていたい
体が叫ぶから そうする
なぜこれほど鉄の粒子と血を交えたいのか
ひとからどんどん離れていってる感
もっとも、幼いころに戻って行ってる感
沢山の「形跡」との対話をまた続けていきます。
今の世界と対話する私の方法。
また新しい鑑賞の法も考えています。
(日本の鉄は鉄鉱石を、中国・オーストラリア・ブラジルなどからの輸入に頼っておりその後、製鉄所で精錬され市場に出回っています。)