niobin

鉄と戯れる日々のことば

2018個展を終えて

2018-08-27 | 日記

2018年夏 銀座コリドー街にあるGallery Bar Kajimaにて、三週間に渡り個展をさせていただきました。
いらしていただいた方、気にかけてくださった方本当にありがとうござました。

期間中、夏風邪を引き最終日までずっと調子が悪かったのですが、常滑に戻りお盆を過ごし、ゆっくり休みながら少しづつ仕事を再開。

一瞬秋の風が吹いたようでしたが、残暑盛り返してきました。ちょっと体がついていきません。

山鳩が鳴き、笹が触れ、虫が飛び、風向きが変わっていく。たまに電車が通り、遠くに飛行機も飛び、汽笛も聞こえる。
海を見に行ってみたり、ボンヤリ耳を澄まして、毎日を過ごしています。

18年住んでいた東京、飲み歩きもお話するのも大好きだった東京。1年離れただけ、たまに行っているし、、でも、常滑に戻りすっかり浦島太郎な気持ちです。
こんなに長く思いっきり風邪をひいたのも久しぶりです。なんだかスッキリしています。

東京、皆、元気だなあ。
人の間で生きる事のなんとパワーのいることを毎日していて、たくさんのエネルギーを私に向けてくださって、過充電ぎみになる程です。
熱もあり、お話しソゾロ気味だったこともあるかも、、すいませんです。

コリドー街にGalleryBarKajimaは本当にあったのだろか、沢山お客様きてくださって芳名帳もあるし、今展示中の作家さんもいるし、
でも、別な星か、夢の中か、私の空想の時間ではなかったのか。カゲロウのように。

私は展示会が始まると、作品を誰が作ったかわからなくなります。
お客様が見る目線で、それは既にお客様のものだと、数年前から感じました。
私は、美術というものもよくわかりません。
言葉を創り、人と出会って、お話ししたり時間を共にしていく。
その時間を頂く事だと今は思っています。

しかしそんな事が全く通用しない場ももちろんあります。

今回いろいろな場からお声がけ頂いて本当に有り難く思っております。
私は作品を作るのは時間がかかり、
展示をそんなに沢山は直ぐに出来ないので、不確かなお返事になっていますが、少々お時間を頂き、日々を生き、その場に通い積む時間も必要になります。

これからもどうぞ、よろしくお願いします。

Kajimaはエネルギー満載すぎますが、私にとって呼吸ができる場所でした。
暖かいお鍋、お塩、飴、はちみつレモン、、毎日ありがとうござました。
風邪、大変ご心配をお掛けしました。

これからも場がありますように。

巡る季節のために今日も息を吸い込みます。

ほんとうにありがとうござました。

2018.8.27丹尾 敏

※住所が定かでない方にはお葉書をお渡しできませんでした。ありがとうございました。


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