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BMWの維持費の内訳を解説します

2021年05月13日 | BMWファン
BMWを維持するにあたって、年間維持費には、ガソリン代、点検・修理代、メンテナンス費用、車検費用、税金などの内訳があります。
具体的に維持費がどの程度かかるのかを解説します。

◆ガソリン代
ガソリン代は、BMWの車種や搭載エンジンの種類によって変わります。BMWのパワートレインのラインナップは、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッドの3つです。それぞれのエンジン特性・燃費、使用燃料によってガソリン代は異なります。

例えば、BMWの中核モデルの3シリーズ(2018年式)の場合、ガソリンエンジンモデルのカタログ燃費が13.5km/L~17.2km/Lで、ディーゼルエンジンモデルのカタログ燃費も17.4km/L~21.4km/Lと、グレードにより差があります。さらに、ハイパフォーマンスバージョンM3(ガソリンエンジン)のカタログ燃費は、11.9km/L~12.2km/Lです。

これらはカタログ燃費であるため、実際の燃費とは差があります。燃費は、アクセルワーク、街中や高速道路といった走る道、乗車人数、積載する荷物の重さで変化します。ぜひ一度、満タン給油法により、所有しているBMWの本当の実燃費を算出し、ガソリン単価と年間走行距離を掛け合わせ、年間ガソリン代を計算してみることをおすすめします。

ガソリン代を実燃費で算出をすると、年間維持費が具体的になり、このまま維持していくのか、別の車に買い換えるのかを考えるときの参考になるでしょう。

◆修理費
BMWの修理費は、ゴムパーツやライトの球切れなど経年劣化によるものやBMWならではの故障により発生します。

経年劣化によるパーツ交換はゴム製品のパーツに多く、そのほかエンジンのベルト、足まわりのブッシュやマウント、ヘッドライトやナンバー灯などの交換も必要です。また、ブレーキのパッドやディスクローターも磨耗していくため、時期が来たときに交換しなければなりません。

BMWならではの故障は、エンジンオイルの漏れ、パワーステアリングオイルの漏れです。エンジン・パワーステアリングのオイル漏れは、オーバーヒート、ステアリング不調の原因のため、放置してはいけません。駐車場にオイルの染みを見つけたときや、エンジンルームを覗いたときにオイル漏れを発見したときには、早めに修理しましょう。

◆メンテナンス費
BMWのメンテナンス費は、エンジンオイルの交換やオイルフィルターの交換、タイヤのローテーション、冷却水の補充といった、車の健康を維持していくために必要なメンテナンスにかかる費用です。

BMWのオイル交換は、車種、搭載エンジンの種類、エンジンの排気量および気筒数によって異なりますが、おおよその目安として、1度のオイル交換で4L~9Lの量を交換することが多いです。また、オイルフィルターを交換するときは、フィルター代もかかります。

タイヤのローテーションは、タイヤの磨耗を均一にすることや、BMW本来の走行性能を発揮させるために必要なメンテナンスです。駆動方式やタイヤサイズによって、タイヤローテーションが、できる場合とできない場合があります。2WD(FFやFR)かつ前後タイヤサイズが同一の場合は、タイヤの磨耗具合に応じて前後左右のタイヤローテーションをしましょう。

冷却水は、エンジンを適正な温度に保つために必要な液体です。エンジンにこだわりがあるBMWは、エンジンのマネジメントをしっかりと行うことが求められます。エンジンの性能を維持するためにもBMWに合った冷却水を補充するようにしましょう。

◆車検費用
BMWの車検は、国産車と比較をすると高額になるケースがあります。BMWは車両重量が重く、国産車の同クラスの車種と比べると1クラス上の税率になる場合があるからです。また、消耗品や交換部品が多くなれば、比例して車検費用は高くなります。維持費の中でも大きなウェイトを占める車検費用は、高額になるケースを想定して、積立しておくと安心できるでしょう。

◆税金
BMWの税金には、1年に1回課税される「自動車税」と、車検のタイミングで課税されることが多い「自動車重量税」があります。

自動車税は、エンジンの排気量により課税額が決定するものです。BMWのエンジン排気量は、1.5L~6.6Lと幅広いため、車種やグレードによって税額が大きく異なります。

自動車重量税は、車両の重量に対しかかる税金です。同一車種であっても、装着されている装備や搭載されているエンジンの大きさによって税率が変わることがあります。

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