以前に撮影した牧場での一コマ。扇状に広がる木の幹が見えるように程よく桜が咲いていた。一般的には花芽が多いほうが絵になるが、花芽が少ないおかげで木の幹が主張している絵柄を捉えることができた。ただ、このように最近は樹勢の衰えを感じる桜が増えてきているように思う。桜は老木が多いので仕方ないのかもしれないが、今年も綺麗な桜を追い求めて全国を走り回るだろう。 風景写真家 縄手英樹 https://nawatephoto.com/
この度、ホームページをリニューアルいたしました。ギャラリーの各カテゴリー冒頭に多数の写真を新たにアップロードしていますので、どうぞごゆっくりご覧ください。ちなみに、この写真はラムサール条約登録湿地にあり、海水を吸って立ち枯れの木々が並ぶ世界を、夜明けに訪れてみました。辺りをエゾシカが歩いていたので、構図を考えるうえで理想的な木々の隙間に現れるのを待ち続けること1時間。期待通りの場所に立ち止まってくれたエゾシカに感謝!
風景写真家 縄手英樹 https://nawatephoto.com/
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私が所属する日本風景写真家協会の写真展が開催されます。
開催概要
展覧会名:第16回日本風景写真家協会展「瞬感風景」あなたをここに立たせてみたい ― プロ写真家27人の表現-
期間:2025年2月20日(木)~ 3月3日(月)
時間:10:00 〜 18:00(最終日は15:00まで)
入場料:無料
休館日:2月25日(火)・26日(水)
会場情報
会場:OM SYSTEM GALLERY(旧 オリンパスギャラリー東京)
所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル B1F
今回出展している所属写真家の作品とプロフィールなどをまとめた図録の限定版を、
B5判 34ページ 販売価1,500円(税込み)で販売させていただきます。
ご来展の記念に是非手にとってご覧いただければ幸いです。
ご来場をお待ちしております。
開催概要
展覧会名:第16回日本風景写真家協会展「瞬感風景」あなたをここに立たせてみたい ― プロ写真家27人の表現-
期間:2025年2月20日(木)~ 3月3日(月)
時間:10:00 〜 18:00(最終日は15:00まで)
入場料:無料
休館日:2月25日(火)・26日(水)
会場情報
会場:OM SYSTEM GALLERY(旧 オリンパスギャラリー東京)
所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル B1F
今回出展している所属写真家の作品とプロフィールなどをまとめた図録の限定版を、
B5判 34ページ 販売価1,500円(税込み)で販売させていただきます。
ご来展の記念に是非手にとってご覧いただければ幸いです。
ご来場をお待ちしております。
果てしなく続くように見える美しい弧を描く真冬の海岸線。まとまった雪が降った後なので、砂浜にも雪が残っている。極寒ではあるが海は穏やかな表情を見せていて、時折雪原を鹿が闊歩している。今年1年穏やかに過ごせたらいい。日本も、世界も。
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カレンダーのお知らせです。毎年「山と渓谷社」様から「日本一美しい風景」というテーマのもと、私の所属している日本風景写真家協会員による写真で構成されたカレンダーが制作されております。2025年版には3枚採用していただきました。来年のカレンダー購入の選択肢にあげていただけたら幸いです。
ヤマケイカレンダー2025年 日本一美しい風景
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ヤマケイカレンダー2025年 日本一美しい風景
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このようにはっきりと植生が分かれているのも珍しい。山肌に常緑針葉樹が植林されているのに対して、尾根筋には万が一の山火事の発生時、延焼を食い止めるために燃えにくいヤマザクラ、カエデ、ブナなどの広葉樹が残されたようだ。柔らかい斜光線に照らされているため、過度の印影がついていないのが功を奏している。
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右の樹林帯と左の樹林帯で木の種類が違うのだろう、紅葉の色付きが違っていて対比させるように構図を決めたが、それ以上にこの写真にポイントを置きたかったのが、上部の霧を湖面に反射させて、白い道のように表現してみたかったことだ。氷雨が降る中、単調になりがちな湖面を落葉と共に描いてみた。
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奄美大島というと一般的には海のイメージが強いと思うが、山にも魅力的な場所がある。小雨降る日を選び、しっとりとした樹木は写真映えする。もちろん体感も高温多湿で、いかにもジャングルにいるかのような南国らしい雰囲気だ。特異な形の木に目を奪われ、そこには絶滅危惧種のシマオオタニワタリが着生している。よくこんな形に成長したものだと、想像を巡らせるだけでも楽しい。
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落差はなくとも水流の勢いがあり豪快な水飛沫を作り出し、滝壺には木漏れ日が作る明暗の世界を醸し出している。滝の撮影は得てしてスローシャッタにしがちだが、滝に寄れて水飛沫に迫力があるような時は、感度を上げて飛沫を止めてみるのも面白い。
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夕暮れの陸羽東線の線路が雨に濡れて赤く光っている。山あいを巡るローカル線の旅に出てみた。
薄暮の時間帯と雨は旅情を誘う。列車で日本を一人旅する事は以前から好きだった。初めに一人旅したのは小学3年生の時、東京から親戚のいる広島まで。
当時はまだ大阪までしか新幹線が通っておらず、在来線に乗り換えて広島まで行った。次は小学5年生の時、3泊4日で本州と九州を一周した。とにかく列車に乗るのが好きだったので、
宿には泊まらず寝台列車などに乗りっぱなし。小学6年生の時は、雪が好き広大な大地が好きということで冬の北海道に1週間。その後単車に乗るようになってからは、
鉄道で旅することは少なくなったが、最近はまた鉄道で旅をしたくなり、東北の特に非電化区間を重点的に鉄旅の魅力を味わってみた。架線のない鉄道風景はすっきりしているし、
人口密度の低い街や集落などを眺めているのも郷愁を誘う。線路のジョイント音や気動車のディーゼルエンジンが唸る音も好きだ。
しかし鉄道好きの旅は、列車に乗る前から始まっている。時刻表を見てあれこれ旅の計画を立てるのも鉄旅の醍醐味の一つである。またそう遠くないうちに鉄旅をしたいものだ。
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この度、旅の月刊誌『ひととき』の特別企画として、私の滝絶景が組まれることになり、5月20日から全国の書店やアマゾンなどで販売されています。また、東海道新幹線や山陽新幹線のグリーン車にも車内誌として置かれているようです。西日本方面に限定して8ヶ所10枚ほどの写真で構成されていて、それぞれの写真にコメントが載っています。蛍が舞う滝や光芒が出現する滝、天空から舞い落ちるように見える滝など、変化に富んだものも載せています。滝の魅力は千変万化のごとくその時の天気や水量、季節など様々な条件により表情を変えていくこと。これからも同じ場所へ行っても飽きることはないでしょう。
この6月号には私の特別企画とは別に、伊勢志摩・真珠について特集されていて、深く掘り下げた内容の記事も楽しめると思います。こちらも併せて興味のある方は手に取って見ていただけたら幸いです。
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この6月号には私の特別企画とは別に、伊勢志摩・真珠について特集されていて、深く掘り下げた内容の記事も楽しめると思います。こちらも併せて興味のある方は手に取って見ていただけたら幸いです。
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イヌシデの変種であるテングシデ。突然変異でこのような姿になったらしい。おどろおどろしい樹形に目が奪われる。日中の爽やかな新緑の季節に撮影したが、晩秋の夕闇に包まれる時間に来たら、不気味な雰囲気を味わえるに違いない。そんな薄気味悪い空気感も自分は嫌いではないので、機会があれば訪れてみようと思う。
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三月に山陰を旅していて出会った1コマ。
半逆光に照らされた赤い花びらが散策路で最後の輝きを放っている。なぜ椿は花のまま落ちるのか。そこには椿が生き残る為の理由があった。昆虫が活発に動かないこの時期のポリネーターは鳥で、蜜を吸いに来て花粉を付着させるには、正面から蜜を吸わせないといけないが、木の枝に花があるとそれは難しい。しかし、花びらが地面にあれば鳥は地に足を着けゆっくりと正面から蜜を吸うことができる。自然の摂理には恐れ入る。
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半逆光に照らされた赤い花びらが散策路で最後の輝きを放っている。なぜ椿は花のまま落ちるのか。そこには椿が生き残る為の理由があった。昆虫が活発に動かないこの時期のポリネーターは鳥で、蜜を吸いに来て花粉を付着させるには、正面から蜜を吸わせないといけないが、木の枝に花があるとそれは難しい。しかし、花びらが地面にあれば鳥は地に足を着けゆっくりと正面から蜜を吸うことができる。自然の摂理には恐れ入る。
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海藻は冬に育つので、この時期干潮時の海岸にはこのような風景を目にする。しかし、このところの温暖化で磯焼けが発生して、緑のエリアは減少しているのではないだろうか。この冬は特に偏西風の蛇行からくる気象極端化の影響を多く受けたと思う。強い寒気も入りはしたが、長続きせずに季節外れの暖気が入るなどしながら、総じて暖かい冬であった。風景写真家としては撮影するうえで難しい冬であったが、それ以上に気になったのは、例年通りの天気が期待できなくなってきていることだ。これからもこの傾向は続くのであろう。この問題は風景写真家のみならず、全ての人間に関わる大きな課題だ。一人一人が意識して自分のできる範囲で環境問題に取り組んでいても、それがなかなか結果に反映されないのは、なんとも歯がゆい。
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この度、ホームページをリニューアルいたしました。ギャラリーの各カテゴリー冒頭に多数の写真を新たにアップロードしていますので、どうぞごゆっくりご覧ください。ちなみにこの写真は山の稜線から昇る朝日が、稜線の地形により一瞬だけ右半分に陽が当たっている瞬間を捉えたものです。この直後は全体にフラットな光が当たり、全ての霧氷が輝き綺麗でしたが、この左右で明暗がはっきりとしてコントラストがついているのもドラマチックで気に入っています。
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