この本を読んで、一番印象に残った言葉は、
「歩きながら考えれば、考えごとはすぐに解決します」
です。
「まさに、私が無意識にやってきたことだ」
と思いました。部屋で落ち込んだり、何かに悩んだりしたときに、
「そうだ、散歩に出てみよう」
と、よく考えます。
そして、いつもの散歩道をなんとなく歩いていると、ふと新しい考えが浮かんできて、
「なんだ、悩む必要ないじゃん」
って思って帰宅することが多いです。
そしてもう一つ、好きになった言葉は、アドラーから引用された、
「苦しみから抜け出す方法はたった一つ。他の人を喜ばせることだ」
です。
「『自分の不幸』ではなく、『相手の幸福』にフォーカスすることで、自分が抱える悩みが気にならなくなる」
この考え方には、びっくりしました。他の人の幸せを考えれば、自分の悩みが消えるなら、こんな簡単で楽しい方法はないと思ったのです。
そして最後に、とても腑に落ちた言葉がありました。それは、
「あきらめることで、心が自由になる」
です。
「あきらめる」とは、次に進む言葉。
私は統合失調症のせいか、自分で自分の言ってることがわからないという時が、しょっちゅうあります。そして、いつまでも決められないのです。
一度、あきらめてみよう、そして、物事がどんな風になるのか、しばらく眺めてみよう、
そう思いました。
この本からは、著者の愛情を感じました。一人でも多くの人が、悩みから解放されるといいですね。
それではまた。
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