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銀の河 ~ 長浜奈津子のブログ ~

おとがたり、 澄んでゆく。






澄んでゆく _

そんなふうに、感じました。


オスカー・ワイルド 「幸福の王子」は、3回目の公演。取りくみはじめたのは、2018年の春でした。

小川未明 「港に着いた黒んぼ」は 4回目。
札幌の俊カフェでの公演が2018年6月末。
とても懐かしいです。


「幸福の王子」の初演は、
池袋・要町カフェ「藤香想」。

それまで座って読んでいたところを、

「立ってみたら?」と直毅さん。

_どうもそれが私にはとても向いていたらしく、
ドラマが私をとおして、次々とあふれ出てきました。

あの日のことは忘れません。
そこから、いまのスタイルになってきました。

もちろん、座して読む作品もあります。
永井荷風作品や、岡本かの子 「鮨」もそうでした。



おとがたりが 澄んでゆく、という言葉はこうです。
純度があがる、研ぎ澄まされていく、いつも新しい。

_それで、私たちは世界を描くのです。

つみ重ね、ではなくて、そぎおとしてきた気がしました。


実感としては、昨年の“おとがたり”公演の

石川啄木ローマ字日記と一握の砂で編んだ「啄木と云ふ奴」
太宰治「人間失格〜道化と狂気のモノロギスト〜」

この2作品あたりから、とくに大きく変化しました。
私もどんどん自由になってきました。




おとがたり 朗読とヴァイオリンの世界
女優:長浜奈津子とヴァイオリニスト:喜多直毅による
朗読と音楽のコラボレーション



きのうは、それたちを旅したあとの
再演 「幸福の王子」 と「港に着いた黒んぼ」。

作品たちが、いろいろなことを見せてくれます、教えてくれます。
新しいフォーカスを耳打ちしてくれます。

この身をつかって、それらをどんどん語り出しました。
ヴァイオリンも語り、歌い、音楽で無限に広がる世界を描いてくれました。


これから、もっとたくさんの方々に、聞いて頂きたいと願っております。
どうぞよろしくお願いいたします。


あんまり長くなると、ぶろぐはよくないそうなので…
作品のことはわけて、また今度書かせてくださいね。






おとがたり

朗読とヴァイオリンによるユニット。

物語・詩・メルヘン・音楽が創り出す豊かなファンタジー。
様々な情景と心模様が、今鮮やかに描かれる。

朗読 長浜奈津子 ・ ヴァイオリン 喜多直毅



https://www.otogatari.net














Flores Negras
長浜奈津子のHP =芝居と音楽と語り=


https://www.nappy-cantactriz.com/

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