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銀の河 ~ 長浜奈津子のブログ ~

昭和幻想の小さな世界へ。 ジオラマ作家、山本高樹さん。

市川市文学ミュージアムには
ジオラマ作家、山本高樹さんの作品が常設されています。

荷風忌の打ち上げ、大黒屋の二階で山本さんにお目にかかった事がありました。
...第8回の時だったかしら、それとも幻想だったりして。

2017年のNHKドラマで、戦後復興期の蒲田を舞台にした「梅ちゃん先生」のオープニングでも、山本さんの作品に出会う事ができました。何かのインタビューで山本さんの言葉を読みました。「僕は失われつつある昭和の風景が好きなんです。昭和は遠くなっていきますが、僕の記憶の中の昭和の風景は変わりません。」

<2年前に書いたブログをリメイクして再掲載致します>

この作品が大好きで
文学ミュージアムに来ると必ず観て帰ります

その世界を覗き込むと
タイムスリップを楽しむことが出来るのです。


たくさんの音が聞こえてきます
子供たちの遊ぶ弾ける声
買い物でやり取りしている会話
女たちの笑い声、お喋り
電車の音や赤ちゃんの泣き声

活気に溢れる生活の音
人たちの声が飛び交っています

どの角度からのぞいてみても
リアルに感じる場面がそこにある

ひとつひとつの人形の表情の
なんと豊かなこと

今の日本の人たちはこんなに
豊かな表情してるかな?
能面みたいになってないかしら
(その面の奥に様々な想い)

山本さんの作品には
人間の暮らしの匂があります
この人形たちが動いているようにみえる

そこには昭和の幻風景が...
なんとも言えない情味で浮き上がっています


これは蒲田...新世界



京成八幡駅界隈のジオラマには
永井荷風先生が歩いています



山本高樹さんの昭和幻想の世界がぎっしり詰まった、素敵なブログはこちらです。
『山本高樹の昭和ジオラマ日記 懐かしき小さな世界』
http://mokei-hiyorigeta.cocolog-nifty.com/blog/

たくさんのジオラマがみられますのでぜひ。
しばらく、帰ってこられめせんよ♪






<永井荷風ひとり語り、2作品 2010年 1/19 (日)>

1月19日(日)は、市川市文学ミュージアム2F、ベルホールに於まして、私の荷風ひとり語り「春雨の夜」「濹東綺譚」を上演いたします。詳細はこちらです。ぜひお越しくださいませ。午前11時開演、入場は無料、先着46名様迄。⇨「長浜奈津子 永井荷風ひとり語りの公演詳細」



「永井荷風と谷崎潤一郎展」の最終日です。
ひとり語り公演ご鑑賞の後は、是非こちらをお楽しみ下さい。


⭐️ 永井荷風の「濹東綺譚」は有名な作品ですが、「春雨の夜」はご存じない方もいらっしゃるかもしれません。「春雨の夜」についてブログに書いてみました。
→→白魚の吸い物。子ら巣立だち、老夫婦の晩年/「春雨の夜」 永井荷風







Flores Negras
長浜奈津子のHP =芝居と音楽と語り=


https://www.nappy-cantactriz.com/

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