松元地図男地獄旅

オラは死んじまっただ。オラは今日死んじまっただ。１３階段登り板の上、板がバタンと外れたらオラの体は宙吊りだ。何が起きたかわからんがどうも死んじまっただ。オラの魂はからだ抜け出して空に抜け空中浮揚だ。オラが昔やってた得意技だ。ふわふわ漂ってこれから天国にいくだ。一人で行くだ。


あれ、浮いていないだ。どうしただ。あーあー。どしーん。あいたた。真っ暗だー。ここは。もしかして三途の川への道なのか。オームは地獄にいくしかないのか。暗いな。おーそこにいるのは早川、井上、中川、新実、土屋、遠藤、お前らか。

記念日か

記念日とは何か大きな出来事を留め思い出す日だろうか。「あなたの記念日」だから個人的な小さいことだろう。初めて一人暮らしした日とか人生のエポックメイキングなできごとの日だ。何がエポックメイキングか、大袈裟に言えば子供時代は毎日がエポックメイキング。でも年取った今はほとんど記憶の外だ。自分的に記念日と思っている日はない。あると言えば両親の亡くなった日だろう。結婚記念日なんていつの間にか過ぎている。少なくとも妻には感謝の一言でも言わなければならないが怠っている。妻は諦めているのだろう。なまじ急に言い出したら気色悪ー、何か隠してるのじゃないのといぶかれるだろう。
記念日か。妻にも聞いてみたい。歳取った今こそ記念日をたくさん作って祝ってボケないようにすべきかもしれない。

松本智津夫（麻原彰晃）死刑執行される

稀代の悪人松本智津夫（麻原彰晃）の死刑がようやく行われた。正義を希求する国民の奥歯に詰まっていた異物がようやく取り除かれた思いだ。残り囚人どもも暫時執行されるはずだ。しかしこいつらが空中浮揚できるなんて信じているバカ者どもは何千人もいる。松本の死刑執行で空中浮揚できないことを証明したのだ。いい加減に目を覚ませ。正しい道を歩め。